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ビジネスクラスの旅 [2022-23年年末年始 ボルネオ]

今日は2022年末~2023年初めの休暇のお話を。

ドイツから南国へ旅するにあたり、うちのドイツ人には決して譲れない条件があった。それは、今度地球の反対側へ旅する時にはビジネスクラスを使う、というもの。
そんなわけで、これは最初のフライトのウエルカムドリンク。特にすごく美味しいものというわけでもないが、ボーディングでいち早く搭乗し、エコノミーの人たちが搭乗して落ち着いてドアを閉めて離陸に向かうまでのそれなりに長い間、こうして優雅に過ごせるのがビジネスクラス。
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前回同じくボルネオへ休暇に出かけたとき(2016-17年)、行きに幸運にもビジネスクラスにアップグレードされた(その話はこちら)。その昔にもラッキーなことにアップグレードを数回経験したことがあるのだが、それまでとその時とで全く異なったのが、フルフラット体験。完全に横になれると本当に体への負担が少なく、その後の休暇がとても楽だった。その2年後ペナン島に旅をしたとき、ビジネスは払えずプレミアムエコノミーにしたのだが(その話はこちら)、それと比べてもフルフラットってどれほど快適なのかと思い知り、それ以来うちのドイツ人は、次に行くときにはビジネスで、と心を決めたのだ。で、それ以来ずっとビジネスクラス預金をしてきた。
ここはデュッセルドルフ空港のビジネス・ラウンジ。かなり質素で特記しようと思うようなものはなかったが、お茶を飲みながら静かに落ち着いてフライトを待てるという素晴らしいメリットを満喫した。出発前の仕事をなんとしても終わらせるバタバタとパッキングで疲れてもいるし、フライトというのはそれ自体かなりストレスなので、この静かな時間はリラックスするのに非常に役立った。
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コロナと戦争の前、ビジネスクラスにはそれなりにディスカウントがあった。下手すると、今の日本の航空会社の国際便のエコノミーとほとんど同じぐらいの値段で買えるのもあった。今も、閑散期など時期を選べば安いのもあるのかも知れない。しかし、めぎは仕事柄どうしても最も高い時期にしか休めなく、案の定目の玉の飛び出る値段。しかし、エコノミーはエコノミーで、エコノミーにこんなに出すなら旅行自体をやめよう、と思うような値段だったし、マレーシア航空のビジネスクラスは他のより2~3千ユーロ安かったので(凄い差!)、よしこれで行こう、と腹をくくったのだった。
しかも、予約したのはマレーシア航空だけど、乗ったのはコードシェアでトルコ航空。トルコ航空のサイトから予約すると倍ぐらいのお値段なので、こんな安くて本当に乗れるの?とちょっと心配だったけど、もちろん大丈夫だった。
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そんなわけで、費用という面からもこんな遠出をするのはこれが最後かもしれないのだ。ビジネスクラスを一度味わうともうエコノミーには戻れないし、エコノミーに乗ってまで行きたいとはもう思わない、となるので。2人分だし、以前よりずっと高くなったし、仕事の出張などによるマイルも全くないめぎ家なので、もしいつかまた行けるとしても、ビジネスクラス預金をするのに今までより時間がかかるだろう。コロナ時代のようにどこにも行けない時期が長期間続けばまた貯まるだろうが、ヨーロッパはもう通常に戻ってしまったし、休みの度にどこかへ出かけていたらそんな費用は貯まらない。うちのドイツ人がそのうち年金生活に入ったらもう全く無理だろうな。
飛行機はデュッセルドルフからザルツブルク上空を飛んでイスタンブールへ飛んだ。まずその区間が3時間10分の飛行時間。
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そのようなわけで、一瞬一瞬を心ゆくまで満喫した。3時間ほどの短い時間でも、国際線だからかしっかりとした食事が出る。前菜はトルコの前菜盛り合わせ、飲み物はトルコのビールを、メインはラム肉のケバブを選んだ。ラム肉がナスに包まれているケバブで、そのトマトソースを絡めて食べるバターライスが美味しかった。
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そしてイスタンブールに到着。乗り継ぎの待ち時間はラウンジで。ここのラウンジはものすごく大きく立派。
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食べ物も充実。
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この緑の野菜がグリーンペッパーという名前で、一つ取ってきてかじってみたが、特に辛いわけではなかった。
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麺などその場で作ってくれる料理もあったのだが、既にいっぱいトルコ料理を食べたし、この後乗る飛行機でも食べるので、自重してチャイだけにとどめた。うちのドイツ人はトルコのデザートを3つぐらい取ってきてたけど、めぎには甘すぎた。
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下界を眺めながら過ごす時間…乗り継ぎは2時間半で、ボーディングタイムを考えると45分ぐらいしか時間がなかったけど、その45分を人混みの中で過ごすか、ラウンジでゆったりするかは、やっぱりその後の疲れ具合に大きく関わってくる気がした。
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そして、この日のハイライト。イスタンブール空港はとても大きいのでバギー(カート)サービスがあるのだが、65歳以上は無料なのだ。つまりうちのドイツ人は無料で運んでくれて、めぎだけ約7ユーロ払わなければならないのだが、まあ2で割ると一人3.5ユーロで歩いて20分ほどの距離を荷物を持って歩かずに済む、というわけで、もちろんそれに乗ることに。良い気分だったわ~このサービスはビジネス・エコノミー関係なく誰でも使えるので、7ユーロが惜しくなければ是非。
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長くなったので、続きは次回に。
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