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ドイツ帰国からの一週間 [小さな出来事]

今日はめぎの近況を。

ボルネオから戻ってきて、早くも一週間が過ぎようとしている。これはドイツに帰国した日の午後に散歩に行って写したもの。
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色のない世界に帰ってきたわね~と。エジプトガンがお迎えしてくれた。
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戻ってきてあららそうなのとびっくりしたのは、うちのアパートの大家が年末に亡くなったという知らせが届いていたこと。ここ3年ほど管理費の清算のお知らせが届いていなかったので、病気が悪いのかな、とは思っていたのだけど…その大家、ずっと病気だったので20年来彼氏さんがアパートの管理をしてくれていたのだが、もし亡くなったらいったいこのアパートは誰が継いでどうなるのかというのが住民全員、とは言い過ぎだが、もう40年住んでいる2階の人ともう30年住んでいる1階の人ともう20年住んでいるうちのドイツ人ともう18年住んでいるめぎの大いに気になるところだったのだが(それ以外はここ2~3年住んでいるあと2人だけ)、届いていたお知らせにはその大家の名前が彼氏さんと同じ苗字になっていて、おお~とうとう結婚したのね~じゃあとりあえずその彼氏さんがご存命なうちはこのままだわね、と一安心。
これはドイツに帰国してから緑がほしくて買った鉢植え。水遣りもほとんど要らないというし、直射日光も好まないらしいので、室内に最適かなと。
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喪中のお知らせに対して一安心したなどと言うのは不謹慎だが、ものすごく古いアパートなので家賃が20年前からほぼ据え置かれてて、現在のデュッセルドルフの相場だと同じ場所で同じ広さなら倍の値段を出さなければ借りられないほどなので、新しい大家の元では家賃の見直しとかひょっとしたら建て替えで立ち退きなんてことにもなりかねないよね、ということを常々話していたわけで、かなりの懸案事項なのだ。とは言え継いだ彼氏さんだってそんなに若いわけではないからいつかは同じ問題が起こるのだけど、彼は現在のところ健康だからしばらくは今後のことを話し合ったりできる時間的余裕がある…例えばそれぞれのフロアの住民がそのフロアを買い取ってしまうとかね。
これはその昔の生徒たちがプレゼントしてくれたラン(胡蝶蘭というのかも知れない)。留守中に花芽を伸ばして待っていてくれた。
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そんなこんなで我々住民で50ユーロずつ出し合って立派な花輪を用意し、うちのドイツ人がそれはそれは心のこもった手紙をしたため、40年住んでいる住民と30年住んでいる住民の奥さんの方が我々を代表してお葬式(つまり埋葬式)に出席してきた。普通アパートの住民が大家のお葬式に招かれることなんてないのだが、我々全員に招待状が届いていたのだ。うちのドイツ人もめぎも30年住んでいる住民のご主人の方も仕事で行けなかったのだが、訪れた住民代表に遺された彼氏さん(今はご主人)はそれはそれは喜んで、埋葬の後の偲ぶ会(会食)にも誘われて行ってきたのだという。そこで聞いたのは、なんと亡くなる間際に病院で結婚したのだというお話。へえええ…そりゃあ、これまで自分がずっと代わりに管理してきたアパートが亡くなった途端に誰かへの遺産となって自分は全くタッチできなくなるのは残念だし、亡くなった大家の方もそういう無責任なことを避けてちゃんと彼氏さんに収入が入るようにしてくれたという意味で、凄く安心したし、本当に住民としては万々歳なことだった…
この金曜日、2月1日から公共交通機関の中のマスク着用義務が解かれることが決定。学校はもう去年の春以降ずっとマスク義務がないし、スーパーの中などももういつからか忘れたほど長いことなくなってるし、これで病院などほんの一部の場所以外はもうマスク義務はなくなり、ほぼ通常に戻った感じ。
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そんな幕開けの今年のドイツ生活。1月はまだまだ暗い。9時半にようやく明るくなる。
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9時半でもまだ影がこんなに長い。
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この一週間はあっという間だった。ボルネオにいた間の一週間は結構長く感じたのだが、仕事をしている一週間はあっという間だ。時間の進みがまた早くなった。この調子で早くあっという間に春にならないかな…今年、割と暖かでこれがもう飛び始めてるのだが、これはさっさとあっという間に終わってほしいものだけど。
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