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第2アドヴェントと聖ニコラウス [文化の違い]

今日はアドヴェント(クリスマス前の4週間のこと)のお話を。

いつものマルクト市場にもツリーが登場。
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近くの小学校の生徒が作った飾りはいつも素朴。今年はこういう星形にしたのね。
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花屋スタンドではリースの数がガクッと減り、シクラメンとクリスマスローズがたくさん並んでいた。日本語でクリスマスローズというこの白い花は、ドイツ語ではChristroseといい、「キリストのバラ」または「クリスチャンのバラ」という意味で、クリスマスシーズンの花である。
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うちでは聖ニコラウスさんがニコラウスの日(12月6日)を待っていた。
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蝋燭を2つ灯した第2アドヴェントの日曜日のブランチも、まだ6日が来ないよ~と見守っていた。
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聖ニコラウスはサンタクロースの前身だが、ドイツでは12月6日にブーツにプレゼントを置いて行ってくれる聖人。以前にも書いたが、お菓子の入ったブーツとか、クリスマスに靴下を下げるとかはその習慣からきている。今のドイツの子どもたちは、12月6日に聖ニコラウスから、24日にもサンタクロースからプレゼントをもらうのが大半で、もらいすぎ…聖ニコラウスからは小さなプレゼント、サンタからは大きなプレゼント、というのが主流。また、ドイツにはたくさんムスリムも住んでいるのだが、その人たちはクリスマスのプレゼントは一切なし。クリスマスはあくまで宗教行事なのだ。
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だから、キリスト教徒ではないめぎがこんなことしているのは「変」なのだけど、習慣を楽しんじゃうところがやっぱりめぎは日本人なのよねぇ…こうして毎日アドヴェントカレンダーを開けるのも楽しい。キリストの誕生を待ってはいないけど、クリスマス休暇は指折り数えて待ってるし。
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ニコラウスさんを色々考えて色々撮った。そんな時間もまた楽し。
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