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2月のめぎ家の食事 [食べ物・飲み物]

木曜日から月曜日までこちらはカーニバルなのだが、ウクライナのことでカーニバル気分も吹っ飛んで、コロナさえも吹っ飛んで、重々しい雰囲気のドイツ。すぐ横で戦争が始まったという感じなので食事を楽しむ気分でもないが、ちょっと写真が溜まったので今日は2月の食事のお話を。

2月は茶色い食事が続く季節。ま、美味しいのだけどね。これは仔牛のレバーのソテー。一緒に炒めてあるのは玉ねぎとリンゴ。
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これは骨付きトンカツとリゾット。リゾットの出汁は1月に食べたときにとっておいたムール貝の出汁。トンカツは大きいので半分は次の日のお弁当に。
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これはブレザオラという牛肉の生ハムのようなものをノヂシャ(ラプンツェル)の上にのせたサラダ。
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ノヂシャをお見せしたくて、別の日にこんな風にも撮ってみた。ドイツでは本来この時期、緑の野菜はこれしかない。ラプンツェルという童話で、身籠った女性が冬になって隣の魔女の庭に生えているこの緑のノヂシャ(ラプンツェル)を見てどうしても食べたくなって、生まれてきた赤ん坊を引き換えに食べたという、その野菜である。マルクト市場で売られているサラダ用の野菜は今、これのみ。トマトは今はマルクト市場では売られていないので、トルコ系のお店で買ったもの。
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これは、さっぱりと簡単に食べる日常食ザワークラウト。材料はこの時期にごろごろたくさん売られている白キャベツだが、うちのドイツ人は瓶詰の発酵キャベツを買ってきて手を入れている。ざるにあけてちょっと味見して酸っぱさによって量を加減しつつサッと水をかけて、それからベーコンなどと炒め煮る。今回一緒に煮ているのは、燻製豚の皮。つまり、生ハムなどが売られるときに切り落とされる皮の部分をもらってきて、それとともに煮ている。すっかり柔らかくなったコラーゲンがとても美味しい。ジャガイモは茹でてから皮を剥いたもの。
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豚の皮をもらってくると書いたが、それはいつも行っているマルクト市場の肉屋さんで、めぎ家はかなりのお得意さんなので、うちが欲しがるものをもうよく知っていて、そういうものを取っておいてくれて分けてくれるのだ。なにしろ仔牛のこんな塊を買ってこんなのを作ったりするわけだから。仔牛はいつもあるわけではなく、来週は仔牛の日だけど何か予約する?などと聞いてもくれる。
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これも酸っぱい味付けで、スライスした肉はとっても柔らかく、エリンギの歯ごたえもよく、根セロリとかパセリの根とかの味わいもよく、絶品。写真は茹でたジャガイモと盛り付けられているが、これは4日分ぐらいあって、別の日にはドイツのシュペッツレという麺と一緒に食べた。
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冬は紫キャベツもよく食べるが、これも瓶詰めを使って、うちでラードで炒めてリンゴと一緒に煮ている。ローストした鴨と、ジャガイモ団子と。
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…と書いてくると凄い肉の量だが、どれも一度作って数回に分けて食べている。肉を食べない日も実は結構ある。例えばこんな風に。これはまるごとオーブンで焼いて切り分けたカリフラワーと、ホイル包み焼きにした甘芋というサツマイモよりべちゃっとした感じの甘い芋。かかっている白いのはサワークリーム。
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これはうちのドイツ人がちょっと大きなスーパーに出向いてお総菜コーナーで買ってきてくれたもの。エビとアンチョビと山羊のチーズ入りのパプリカ。
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これはめぎの両親が送ってくれたさつま揚げと昆布巻きとすじこを食べた日。緑の野菜はトルコ系の店で買ったRapaという野菜の炒め物。小さなタコは1月にちょっと遠くの大きな魚市場に行ったときに買ってきて冷凍してあったもので、うちのドイツ人が揚げてくれた。ご飯はスペインで生産された日本米にアジア食料品店で買った雑穀を混ぜて炊いたもの。最近は雑穀の他、玄米を入れてみたり、日本から友人が送ってくれたもち麦を入れてみたりしている。
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別の日にはさつま揚げの残りをおでん風に煮てみた。小鉢は、ずっと以前に買って冷凍してあった刺身用のタイだったかを解凍して、漬け風に味付けしたもの。この日のご飯は真っ白に見えるが、玄米を混ぜて炊いたもの。
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スパゲティーなどのイタリアの麺も一週間に一度ぐらい食べる。この日はちょっと平たいのを。
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↑みなさま、今日の3枚目の写真との違い、お気づきかしら。ちょっと暗くて見えにくいが、めぎ家は椅子を新調したのだ。以前の椅子は形が気に入っていたものの、クッションが無く、適当な座布団を買って時折洗濯していたのだが、洗うと形は崩れるし、あまり気に入っていなかった。で、遠出のできないコロナの時代に皮張りの椅子を新調することに。と言っても、前に使っていた椅子もとってあるけどね。

ミートソースの挽肉は牛2豚1の割合でいつものマルクト市場で買ったもの。ルッコラはトルコ系の店で買ったもの。
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ああ、早く蝋燭の冬が終わらないかなあ…
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