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2月最初のマルクト市場 [食べ物・飲み物]

日本では立春を過ぎたが、2月4日はドイツでは特になんていうことのない日で…と言ったら語弊があるので一応書いておくが、キリスト教ではヴェロニカの日で、ヴェロニカというのは勝利の女神でもあるが、この記念日はそっちの方ではなくキリスト受難のときにキリストの汗を拭いたという女性のことで、2月4日はそのヴェロニカの記念日となっていて、でもそんなことは敬虔な人以外は一般的には誰も知らない日で…どんより冬の曇り空。
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昨日の記事のような晴れの日がほとんど無い今年の冬は、写真を撮る気がすっかり失せていて、ほとんど何も撮っていない。で、4日金曜日、記事を書くためにとりあえず買い物ついでに撮っておく、という感じでマルクト市場で撮影。まず、野菜コーナーに並びつつ。
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時間帯によるのかもしれないが、めぎたちがいつも行く時間には冬はあまり人もいない。
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売られるものが限られているからかもしれない。肉屋はまあさておき、花屋はまだ種類少ないし庭仕事をするにはまだ早すぎるし春の切り花はまだ高いしで、ほとんど買う人がいない。野菜は葉物がほとんどなく、つまりレタスやサラダ菜やルッコラやホウレン草や水菜やパセリなどがことごとくなく、トマトやパプリカ(ピーマン)やキュウリやナスといった日本で通年常備している類の野菜も全くなく、あるのは根菜ばかり。根菜というのは撮ってないがキャベツ類と、紫色っぽい大きな蕪や根セロリなど。大根はない。この白いのはパセリの根で、ぼんやり見えている似たような形の白いのがパースニップで、黄色いのとオレンジのはニンジンで、緑の丸いのは芽キャベツ。
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はちみつや卵などが売られているところに春の枝物もあったが、枝を飾るのはイースターの頃で、やっぱりちょっと早すぎ。売れるのかな。
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果物はナシとリンゴしかない。野菜も果物もスーパーに行けば一応何でもあるが、このマルクト市場は近郊農家のなので今の時期は本当に品揃えが限られる。
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でも、この時期ならではの美味しい根菜が手に入るということでもある。普通のスーパーでは大きな蕪やパセリの根やパースニップは見当たらない。たぶん人気がないので売っていないのだろうと思う。色とりどりの野菜やいろんな果物が手に入る時期を楽しみにするというメリハリもまたいいものである。言い換えると、そういう風にポジティブに物事を考えるようにしている…
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