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F1.2のオールドレンズで遊ぶ~冬休みレンズ遊び第3弾~ [カメラのこと]

今日は再びめぎの冬休みのレンズ遊びのお話を。

実はもう一本、中古のレンズを試し買いしていた。ずっと気になっていたニコンのオールドレンズ50㎜F1.2を見つけたものだから、つい。例によって14日以内なら返却できるし。これも届いたのは12月24日で、まずこれをパチリ。
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古い形のこういうレンズ。ニコンのなのに先日の古い80-200mmとも違って、ピント合わせアシストも働かないし(マニュアルでフォーカスしてもピントが合うとその位置が赤から緑色に変わるアシストがあるのだが、それが働かない)、レンズ情報手動設定して使っても絞り値が記録されない。そんな古い仕様のレンズなのに、シリアル番号は4から始まっているので、2006年以降に作られたものなのだが(このレンズ、発売は1978年だが、地味に2020年まで現行レンズだった)、中身は昔ながらのオールド仕様という訳なのだ。
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なぜこれを買ったかと言えば、F1.2を使ってみたかったから。ニコンではつい最近Zマウントの50mmF1.2が売り出されたが、2400ユーロぐらいする。でもこの古いレンズなら中古で300ユーロほど。写りはずいぶん違うのだろうが、F1.2って実際どうなんだろうってちょっと試してみたくなったのだ。
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ピント合わせはシビアだし、頑張ってもやっぱり甘いが、おかげで夢の世界のような雰囲気に写る。
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くっきりハッキリ撮ろうと思ったら別のレンズを使うべきだが、意図的にこういうぼんやり感を写したいというときにはとっても楽しめそう。
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24日は手持ちで。だからISOは6400ぐらい。
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ボディ側の手振れ補正機能でそこそこよい写り。
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後日、三脚を使って撮影。ISOは100で、その分シャッター速度が遅く、その分ピントがくっきりと合う感じ。そしてF1.2のボケも楽しめる。
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これなど、トナカイの顔の目の点がくっきりとしてていい感じ。それ以外のボケで立体感もあって素敵。
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ちょっと昔の写真みたいに写って楽しかった。
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さて、年が明けてから、ゆっくりとレンズ比べをした。カメラはフルサイズのZ6を使い、ホワイトバランスはオート、絞り優先モードで、ISO100で、三脚使用。比較したのは①Zマウントの50mmF1.8S単焦点と、②Fマウントの58mmF1.4G単焦点と、③今回買ったFマウントのAI50mmF1.2S単焦点。どれも飾りがだいたい同じ大きさになるようにしたのだが、レンズによって写せる最短距離が違うので、若干角度が異なるのはどうぞご容赦を。ピントは煙突掃除人のロープみたいなものの肩の上の部分。

①Zマウントの50mmF1.8S単焦点、F1.8で。
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②Fマウントの58mmF1.4G単焦点、まずF1.8で。色が違うのが面白い。レンズによって写る色も違うのね。
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②Fマウントの58mmF1.4G単焦点、F1.4で。ブログに載せるサイズを落とした写真では、上と下ではほとんど差が分からないわね。
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③今回買ったFマウントのAI50mmF1.2S単焦点、F1.2で。またまた色が違う。
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③今回買ったFマウントのAI50mmF1.2S単焦点、参考に、F2に絞って。
a17 F50mm F2.jpg


うふふ、面白いわねえ。ホント、めぎ、こういうことをするのが好きよね。こうして仕事を忘れ、ストレス解消しているのだろう。

普通こういうのはマクロレンズとかで撮影するのだろうけど、そう言えばマクロ全然使わなかったなぁ…
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みなさまだったら、この古いタイプの50mmF1.2は買い?返却?
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