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1月のめぎ家の食卓 [食べ物・飲み物]

今日は月末恒例の食事のお話を。

これはまだ冬休み中の1月4日の夕食。メインはこのフライパンを使ってオーブンで焼いた鶏だが…
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この日の特筆すべきはこのコロッケ。中身は潰したパースニップ。もちろん一日では食べきれず、残りはお昼につまんだり別の日の夕食になったり。
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冬は煮込みが多く、そしてそれを数回に分けて食べることが多いし、別の料理でも色合いが全部同じなのであまり写真を撮る気にならないのだが、日本では見かけない食材のときに撮影。これは豚バラ肉の塊をざくっと切って大きな蕪とパセリの根をビールで煮込んだ料理。と言っても蕪もパセリの根もどれだか見えにくいが、右側の四角く切ってあるものの白っぽいのがパセリの根で、下の方のオレンジ色というか黄色っぽいのが蕪。左側の大きな白い塊は茹でて皮を剝いたジャガイモ。ドイツではジャガイモは一緒に煮込まず、別に茹でて最後に盛り付けることが多い。
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この日めぎが用意したのはラパという菜の花に似た味の野菜のお浸し。ラパはドイツの野菜ではなく、南欧かトルコからの輸入もの。トルコ系の店で購入。
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この日はものすごく大きなトンカツがメインだが、半分は残して別の日の昼になった。一枚目の写真の鶏肉もその日一本しか食べてないし、ホント、肉が食べられなくなったなあ…あ、オレンジ色の手前のはカボチャのオーブン焼きで、奥のはリンゴと人参のサラダ。
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食後にはみかんと、最近めぎがハマっているドライイチジクとアプリコット。
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この茹でたアーティチョークを一人一つ豪勢に食べた日のメイン料理は全く思い出せない…アーティチョークはこの葉っぱみたいなのを一枚一枚剥がしてその付け根にちょこっとついている実をかじり取って食べ、一番最後に出てくる実の部分にかぶりつくという野性的食べ方。写してないがニンニク風味のクリームソースをつけて。
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これはザ・ドイツ料理の日。コトコト茹でてすっかり柔らかくなった豚足をザワークラウトと。こんなに大きく見えるけど食べるところはほとんど無く、皮のコラーゲンが美味しい。ちなみにその茹で汁は後日豚骨ラーメンとしたのだが、残念ながら写し忘れ。
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そしてこちらはザ・和食の日。
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日本から両親がいくつか食べ物を送ってくれたのだ。色々届いた中でこの日に食べたのは、うちのドイツ人の大好きなさつま揚げ、たらこ、めぎの好きなナスの漬物(ナスはドイツにもあるが、皮が硬く中もあまり柔らかくない全く別の代物で、漬物には全く向かない)、めぎがもうその食品の存在すら忘れていた卯の花(すでに調理済みで真空パックになって売られているもの)、そして...
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そして、すじこ。すじことは、膜の中に入ったままで塩漬けされたバラバラになっていないイクラのこと。これがめぎの好物で。
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思えば日本の食材に他にもいろいろと好きなものがあったのだが、好きなのは送ってはもらえないものばかり(生のツブ貝とか北寄貝とか赤貝とかタチとか、生きているナマコとかウニとか、塩焼きにしたハタハタという魚の卵とか)。すじこのような塩漬けは冬になら送ってもらっても傷まずに到着するので、有難く両親の愛情と厚意に甘えている。うちのドイツ人はさつま揚げが好きで、大感激。送ってくれた食品は他にもいろいろあって、いちいち「へ~こんなの忘れてた!」と懐かしく思いながら小分けして冷凍。これで、もし自己隔離とかになってもめぎ家は全く困らない。こうして送ってくれた両親に感謝。

それからこの日は、この数日前に食べたスパゲティの麵の残りを焼きそば風にベーコンと炒め、卵を入れてお好み焼き風にまとまったものと、白い豆のマリネと…
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うちのドイツ人の作り置きスープ。この日の出汁は鶏だったと思う。鶏と豚と牛の骨や髄で取った出汁がそれぞれ常時ストックされている。
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それからこの日はベジーの日という感じで、手前のカリフラワーのオーブン焼きの他…
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先日に引き続き白い豆のマリネと、オーブンで焼いてから切ってチリソースとコリアンダーで味をつけたオレンジ色の甘いも(サツマイモみたいなもの)と…
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ルッコラとスモークサーモンのサラダ。スモークサーモンがなければベジタブルのみ。めぎ家は最近そういう日も多くなった。
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その2日後も、上の写真の日の残りの白い豆と甘いもとめぎが作ったサラダの他は、うちのドイツ人の牛の髄で取った出汁のスープで、中に入っていたお肉屋さんが作って売っていた餃子のようなものがなければやっぱりベジーの日。あ、うちのドイツ人の飲み物が写ってないけど、それはちょうどこのとき準備してたから。その間に写真を撮っちゃって、と。
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サラダは日本食材店で買ったもやしをナムル風にしたものと、その下にはノヂシャ。今の時期、温室を使わなかったらドイツにある緑色の野菜はこのノヂシャ(ラプンツェル)だけ。
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以上、だらだらと羅列しただけだけど、こんな食生活の一月だったという記録。忙しくてもなんとか夕食だけは二人そろって時間を取るようにしていた。お昼も3分の1ぐらいは一緒に食べたかな…二人ともほとんどうちで仕事しているのに、あとの3分の2はお昼一緒に食べる暇もなくて。これは1月30日の昼。肉屋さんで買って来たばかりのレバーのスモークとかメットという挽肉の塩漬けみたいなのとかベーコンのスモークとかで、パンにのせてオープンサンド風に食べるもの。パンは買ってきたばかりのバゲット。白パンに加工肉でホント、ジャンキー。
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これから一年で最も野菜の種類の少なくなる2月がやってくる。なんとかして、食べる楽しみを持続させていかなきゃね…
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チューリップのその後 [小さな出来事]

早くも一月末。あっという間のような、ものすごく長かったような。

1月中旬に買ったチューリップ(その話はこちら)はその後、こうして開いてきて…
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下の方の黄色がくっきりとなった。
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開いてからのチューリップの方が、ひょっとすると花本来の形なのかもしれないなんて思う。
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先週から今週にかけて、ずっとうちにいるのに仕事がものすごく忙しくて写真を撮る暇もなく、まともに撮ったのはこのぐらい。
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開いてからも花びらが落ちることなくこの形に留まって、長く楽しめた。
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日が経つにつれてちょっとオレンジが濃くなったような。
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ヒヤシンスの方は、まず周りの葉っぱの方がちょっと伸びてきた。
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それから忙しくて全然撮っていないのだが、夕食時にチューリップとヒヤシンスの日々の変化を見るのを地味に楽しんでいた。いや、楽しむと言うよりは、見てぼんやりするという感じではあったのだけど。

そしてこれは29日の撮影。チューリップはこんな姿に。
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ヒヤシンスはいよいよ。
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強い香りが立ち込める。ああ、やっと1月も終わりね。
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1月は、オンライン授業と学期末のバタバタで毎日飛ぶように過ぎていったとも感じるし、毎日毎日毎日毎日PCの前で座って仕事してて、毎日なんの代わり映えも無くてずっとずっと同じでものすごく長かった気もする。1月後半は金曜日のマルクト市場へ行くタイミングも2回も逃してしまうほど忙しくて、新たな花は買っていない。でも、ヒヤシンスがこれから咲いてくれるから、ちょうどいいわね。
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マテーラ散歩の終わり [2019-20年末年始 イタリア・プーリア州]

2020年1月2日の南イタリアのマテーラの話は本日最終回。

わ~荷物いっぱいね。お土産なのかな。
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そんなこんな人々や街並みを眺めつつ歩いてきて、めぎたちはやっと宿へ通じる通り(写真右下)が見えるところまで来た。
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そこへ降りる階段を、ちょうどたくさんの人たちが昇ってきていた。
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観光グループみたい。階段を昇り切ったところにある小さな広場で説明を聞いていた。
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当時はこれも普通の光景だったが…いつかこうやって人がたくさん一緒に歩くことがまた可能になるのだろうか…?写真を見ながら、そんなことばっかり考えてしまう。

階段から見えた景色。
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このレストラン可愛いなあと思って写したこの写真のおかげで、めぎはこの場所を後でグーグルマップで探し出すことができた。
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あ、まだ説明が続いてる…
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宿のある通り。この辺りに泊まっている車はここに住んでいる人やここで働いている人のもので、一般車両は立ち入り禁止区域。
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あ、サンタも休暇に入ったようね。
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こうしてスタート地点に戻ってきた。11時9分。2時間の散歩だったわけね。
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そして宿から荷物を引き取って、出発。めぎたちの車はこの宿の裏の山の上。そこは駐車無料区域だったのだ。
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しばらくこんなところを歩いて、マテーラに別れを告げた。
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あ、また3輪車。そうそう、この車は、以前出したのも含め全てPiaggio Apeというイタリア車。
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以上でマテーラの話はおしまい。この後は旅の終盤に入る。立ち寄った街としてはあと2か所あって、ブログの記事にしてたぶんあと8回前後。その話はまた数日後から再開予定。
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