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25日のこと [文化の違い]

イヴが明け、朝を迎えた人形たち。
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↑これが今年のプレゼント。手前にボケて写っている荷物運びのロバ2頭とこの物売りたち。

数えてみると16セットあるので、もう16年も集め続けているというか、最初の1セット目はザイフェンというドイツ東部の町で自分で買ったのだけど、その後15年間もうちのドイツ人が贈り続けてくれているということね。
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ツリーの下には、イヴの夜に開けたプレゼントたち。本やら写真集やらが多いのだが、ピントを合わせてあるRosenkavalierというのはオペラのスコア。これはめぎがもらったもので、歌詞は持ってるけどスコアを見たらもっと深くこのオペラを味わえそうね、というめぎのふと漏らした一言を覚えていてくれたらしい。三島由紀夫はうちのドイツ人が好きな作家で、今年新たに翻訳が相次いで出たのでプレゼント。
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そして、イヴに開けきれなかったプレゼントを25日に開けた。例えばこれはうちのドイツ人の叔母からのプレゼント。
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可愛らしく包んであるわね~
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一つ一つはとってもシンプルで…
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例えばこんなのが出てくる。
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これで全部。透明な液体はキルシュヴァッサーという蒸留酒で、白く濁っているのはニンニクのしぼり汁だって。本の陰になっている大きな包みは叔母が自分で焼いたクッキー。コロナだなあと思うのは、消毒用の手拭きが2箱も入っていたこと。いつもはハンドクリームとかなのだけど。
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可愛い飾りはツリーにぶらさげた。そうそう、今日の2枚目の写真の右奥に写っている木のモミの木と天使も伯母からのプレゼント。
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それからこれはうちのドイツ人の同僚から。車の駐車開始時間を表示するこれがバラバラになっちゃったのをたまたま見た同僚がプレゼントしてくれたもの。
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プレゼントは数が多いものの、一つ一つはこのように素朴でシンプルである。誰も無理をしていないし、見栄を張ってもいない。クリスマスは相手に思いを寄せ、心を通わせるイベントなのだ。

とうとう全部開けちゃった…
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25日はこのほか、1時間ほど散歩に行ったり、ツリーや人形をいろんなレンズで三脚使って写したりして過ごした。
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そして、クリスマスディナーのお時間に。アドヴェント(クリスマスを待つ4週間)期間中に楽しんだクリスマスピラミッドは片づけて、義母から譲り受けたこのSchwibbogen(シュヴィップボーゲン)を代わりに置き、特別な時に使うワイングラスで乾杯。
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クリスマスのディナーは25日になってから。宗教的には24日はイヴであって、クリスマスではないのだ。ディナーははガチョウさんの胸肉のロースト。いつものように紫キャベツの甘い煮込みと、ジャガイモ団子と一緒に、ガチョウから出た肉汁をソースとして。
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ドイツではクリスマスは25日と26日の2日間が祝日でお休み。これで25日の話が終了…
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