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アンナおばさんのガチョウ料理 [食べ物・飲み物]

11月初めのめぎの誕生日の話はもう書いたが、実はもう一つプレゼントがあった。
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本当は誕生日の週末にこのレストランに食事に行くつもりだったのだけど、コロナ・ロックダウンで飲食店は閉鎖中。しかしテイクアウトがあるとのことで、うちのドイツ人はそれをプレゼントしてくれたのだ。せっかくだから落ち着いて味わえる週末を選び、先日の土曜日に予約した(テイクアウトは金・土・日の3日間のみ可能で、その前の月曜日までに予約する必要がある)。
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↑上の写真は今回撮ったものではない。2011年のこちらの記事に載せている写真である。ここの話はさらにこちらこちらにも。ホームページはこちら。今回はテイクアウトしに行ったときにうっかり撮り忘れちゃって。

名だたるTante Anna(アンナおばさん)というワインハウスのテイクアウトのお味は如何に。しっかりパッキングされている。2と書かれているのは中身が2名分という意味ではないかと思う。
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中はこの通り。
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これに温め方が載っていた。
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100ユーロ以上の予約を入れたら赤ワイン1本をおまけでくれるとこちらに書かれているのだが、2人分では100ユーロには届かない。でもうちのドイツ人はそのワインをエキストラに購入。何しろワインハウスがテイクアウトの料理に合わせて進呈しているものだから、きっと美味しいだろうと。
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コルクでない簡単なワインだけど、これがびっくり、とても深みのある味だった。まずはテイクアウトに入っていたRübenkrautbrot(甜菜パン)という黒パンと塩味のバターを食べながら乾杯。ドイツのバターは無塩なので、ちょっと特別。
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それから指示通り温めた付け合わせ(甘く煮た紫キャベツとアニスの味が効いた栗)が盛り付けられ…
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指示通り温めたガチョウとジャガイモ団子と一緒に盛り付けた。
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これがとってもとっても美味しくて。ガチョウの脚のローストって、なかなか美味しいのに巡り合えないのだが、これはお金を出す価値のある素晴らしい味。肉はほろりと剥がれる柔らかさで、それなのに味が抜けてなくて、しっとりとジューシーでもあって。温めなので皮だけはパリッとはいかなかったが、それでも部分的に多少パリッとしてて大満足。それに、このジャガイモ団子とソース、さすが、凄いわ~肉はとても大きくて半分しか食べられなかったが、ジャガイモ団子は2つ平らげた。肉のあとの半分は、後日また新たにジャガイモ団子を作って夕食にしましょ。

ワインはバーデン地方のシュペートブルグンダー。つまりドイツワインだが、辛口で、びっくりするほどコーンという太陽の味がして、それでいて繊細で深くて、侮れない味。2018年のワインは美味しいしね。
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こういうテイクアウトなら、たまに悪くないわねえ。
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