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ハルシュタットの山の上へ行く [2019年夏 ハルシュタット]

現在、2019年夏の一人旅の話を連載中。ハルシュタットの4日目のこと。

朝食を食べてから、街の高台の道を北から南へ突っ切ったのは8時半ごろ。
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それから9時ごろの始発ロープウェイで上へ!始発は並ばずにチケットが買えた(この前日の昼過ぎには1時間待ちになっていた…その話はこちら)。一番下の窓辺をゲットしてこうして写すこともできたし。
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ちなみにロープウェイは事前にオンライン予約もできて、そうすればいつでも並ばずに乗れるのだが、次の日が雨かも知れない状況ではそれもできなかったのだ。予約した時間に雨で下も見えない状態だったら…と。宿からロープウェイ入口までは遠いし。

そして頂上に到着。素晴らしい眺め。
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ハルシュタットは手前。めぎの宿は左端にちょこっと見えているカーブの部分の辺り。
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晴れているところを撮りたかったわね~でも、雨でなくてよかったと思わねば…ホント、しつこいけど、4泊もしているのについてないなあ。
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上の写真を撮っていたのはあの橋を左に行ったあの建物の前の辺り。もう次のロープウェイの人たちがそこへ向かっている。でも、まだそんなに人数はいないみたいね。
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そこから10分ぐらいこんな山の中を登っていくと…
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途中に山羊がいた。こんな山の斜面にいるので羊ではなく山羊だと思うが、定かではない。
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10分ほど登ると、こんな建物が見えてきて…
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ここから塩坑の見学ができるようになっている。
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ここはハルシュタットの観光名所で、かなりのツアーがここを訪れているものと思う。とても面白そうなところだ…しっかりとつなぎの服を着て、トロッコに乗ったり地底まで長い滑り台を下りたりするのだから。天気も悪いし、地底探検でもしていた方がいいのかもしれない。でも、こういうアトラクションみたいなのに一人で参加するのもなあ…誰かときゃ~~!と声を上げながら滑り台を下りたいじゃない…?
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めぎはこのとき一人ででも塩坑を見たいという気分にはなれず(その昔夕張炭鉱を見学したり、まだ記事にしていないけど数年前にうちのドイツ人とドイツで鉱山見学してだいたいのことは知ってるし)、ここまで来たけど見学は見送った。で、外にあった展示をちょっと見た。これは紀元前8~4世紀ぐらいのハルシュタット人。
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ハルシュタットが世界遺産の街だということを全く知らなかったうちのドイツ人も、歴史上のハルシュタット文化期は知っている。だから数年前、車でそこまで来てみたのだった…そのときは、あまりにも観光客が多すぎてうちのドイツ人はすっかり白けてしまい、街の中に入らずに終わっちゃったけど。

そして、またここまで下りてきた。おおお、もうかなりの人がやってきてる!このとき10時近く。アジア人ばっかり…ホント、どこを歩いているのかわからなくなりそう。自分もその一人なんだけどね。
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めぎはこれでここに別れを告げてサクッと下りのロープウェイへ。
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たいていの人がロープウェイで登ってきた後まず景色を見てそれから塩坑の見学をするのだが、この3人、めぎと一緒の朝一のロープウェイで登ってきたのだけど上から景色を見るためだけに来たようで、めぎと一緒に降りて行った。うん、その恰好じゃ地底探検はできないものね。でも、寒そう…この日、めぎはコート着てたのに。
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ロープウェイを降りたところで上をパチリ。昔の人はこれを歩いて登って塩坑の入口へ行き、そこから地底へ降りて塩をとり、それを地上へ運び上げ、それを下の街まで担いで降りたわけよね…凄いなあ…
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この後お土産屋さんで岩塩を買い、ハルシュタットの街へ戻ることにした。実はめぎ、ここ5年ほどずっとザルツブルクで買った岩塩を料理に使ってて、毎年ザルツブルクで買って帰るのだが、この年はせっかくハルシュタットに来たのだからここで買おう、と購入。それが、あとからわかったのだが、ここで購入しておいてホントよかった…というのは、この数日後ザルツブルクで塩屋さんに行ったら、今月はもう岩塩の仕入れが無いと言われたのだ。そのときまでに(主に中国からの)観光客にすっかり買い占められてしまったのだという。そんな事態は想像だにしていなかったわ~でもきっと今年は、岩塩余りまくりだろうなあ。

ハルシュタットの塩坑はこちら。右の方にハルシュタットの街と湖がある。何度かプラスを押して、めぎが歩いた道を右に辿っていただければ、Skywalkというところがある。そこが下を見下ろせるポイント。


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