SSブログ

2019年夏の思い出シリーズ・ハルシュタット4日目の朝 [2019年夏 ハルシュタット]

今日から思い切って、去年の夏の旅行記の続きを始めようと思う。場所はオーストリアのハルシュタット、一人旅。
a1.jpg


ここまでの旅行記を振り返ると、ザルツブルクから一人でハルシュタットに向かい、4泊5日で美しい風景の写真をいっぱい撮るつもりだったのだが、連日雨・雨・雨…しかも、旅の直前までものすごく暑かったのに、ここに来てからすっかり寒くなって連日長袖カーディガンとコート必須。フリース持ってくるんだったなあと後悔したほどの寒さ。そんな中、3日目の夕方の湖遊覧船上で突然美しい光に恵まれ、幻想的な山々と湖を撮ることができたけれど、ハルシュタットの街自体は崖の影になっててやっぱり暗い写真しか撮れなかった、というお話。

で、4日目は晴れるかなあと期待して早起きしたけど、6時はこんな空。
a2.jpg


一番列車に合わせているのか、湖の反対側にある駅へ向かう渡し船が、街の外れの船着き場から真ん中の船着き場へぐるりと回ってやってきた。
a3.jpg


それはそれで素敵な風景。
a4.jpg


でも、なかなか晴れないな~街に光が差し込まないのだ。
a5.jpg


めぎは6時40分ごろ諦めて宿へ戻り、パンの朝食を食べて、8時過ぎにまたここへ。このときには再び観光客が増え始めていた。観光客の90%はアジアから(そのまた90%は韓国と中国から)で、記念撮影も気合が入っている。
a6.jpg


その後ろに、ここは色々大変なのだろうな、と思うような張り紙があった。
a8.jpg


きっと今は、あんなに人が押し寄せていたなんていうのが嘘のように静まり返っているのだろう(この時間はまだ人が少ないが、10時以降にはここにはわんさかわんさかやってきていた)。今や誰も観光客が来られなくなって、それはそれで経済的に大打撃に違いない。でも、あんなに膨れ上がっていた喧騒に次ぐ喧騒をキャパシティに負えなくなっているように見えたここにとって、今年のコロナ危機は現状を一度リセットし、方針を見直し、身の丈に合った暮らしを目指すいい機会になったのかもしれないと思う…それはここに限らず、世界中どこも、日本も、ドイツも、そして世界中の誰もが、そう、めぎも。
a7.jpg


高台に上がり、光射さないかな~と思いながらカメラを向けるのだが、ますます雲が立ち込めていくみたい…
a9.jpg


ここはカトリック教会のあるところ。↑下に見えているのはプロテスタント教会。
a9a.jpg


さあて、4日目のこの日、何をしようか…この3日間にくまなく歩きまわっためぎにとって、欲しいものはもう光だけ。でも、それがこの日も望めそうにない。とりあえずここから街の外れまで高台の道を歩いて行くことにしたとき…
a12.jpg


猫がやってきた。
a13.jpg


動く猫ちゃんの目にピントを合わせるのって、ホント難しい。でも今だったら、顔認証とか瞳認証とかでもっとうまく撮れるかしら…
a14.jpg


美しい気品のある猫さんだった。
a11.jpg


つづく
nice!(29)  コメント(9)