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うちの近くの公園で [小さな出来事]

え、また緑?という感じだが…
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ここは昨日までお伝えしてきた貴族の庭園ではなく、めぎ家から歩いて5分もかからないほどのところにある公園。
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昨日のコメントに、こんな庭園が無料と言われたら日本だったら人が殺到しそう、というのが多かったが、ドイツであそこになぜ人が殺到しないかといえば、それは自宅近くに十分憩いの場所があり、そこは閉鎖されていなかったからだ。そして、そこにも水辺があり、いろんな花も咲いているし。
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地図で見てみると、どれだけ公園が多いかわかるかな…この公園はK21という美術館のあるところで、面積は6ヘクタール。50ヘクタール以上の貴族の庭園とは比べ物にならない小ささだが、住宅街の中にある池のある公園としては、全く人がいない時間などないとは言え日曜日の午前中でも人でいっぱいということもない。駐車場もないところで、近くの住民がジョギングや犬の散歩などをしたり、子どもを連れて散歩に来ていたり、お年寄り夫婦がめぎたちのように散歩を楽しんでいたり、あとは美術館を見学する人が来るだけ(ここ2か月美術館は閉鎖だったからその人たちはいない)。で、この地図を上下左右にスクロールしたり、何度か「ー」を押したりしていただければ、左にはライン河畔の緑が広がり、右下の方や上の方にも大きな緑の公園が見えてくる。貴族の庭園はずっと北に位置する飛行場よりさらにもっと北にある畑の中。その近くにはものすごく広大な森があって、つまりあそこに行かなくてもどこもかしこも緑いっぱいということがお分かりいただけるかしら。もちろんほとんどどこも入場無料。



で、あの貴族の庭園の何が特別かといえば、以前にも書いたが、もともとは閉まっている私有地を自宅待機令の時期に開放した点である。ドイツは自宅待機期間中もロックダウンではなく市民の個人的な散歩は認めたので(3月当時、ロックダウンはしないのですかと聞かれたメルケルさんは、誰がそんなものを望んでいるのですか、と切り返した)、この2か月間、誰もが自由に散歩に出かけていた…しかし、対人距離をとれないほど人が集中するとか、散歩する場所がないということは全くなかった。公園は普通どこも無料だし、どこも開いていたから、そして、どこの公園も十分に大きいからだ。東京のように、広い公園に行くのにも地下鉄なり電車なりに乗っていかなければならないのとは全く環境が違い、歩いて10分以内に大きな公園のあるところに誰もが住んでいる。あの貴族の庭園と同じような例がドイツのどこかにあるのか否かは全く分からない。めぎの想像では、私有地を開放するなんてことをしなくてもドイツ中緑いっぱいなので、そんなことを考え付く人はあまりいないのではと思う。

さて、今日は5月の日曜日の散歩で撮りためた写真から。先日も書いたが、5月は白い花が多かった。これは5月10日の撮影。
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これは5月17日。眩しい!
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これも白いお花。
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あ、もう野ばらの季節なんだ…
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毎週日曜日10時から11時までの散歩をしているのだが、今の季節は光強すぎ。
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あ、ここにもモミの木の若い芽。可愛いな。
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5月はもう新しい実がなり出す季節。
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季節の巡り、なんてあっという間なの…
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マロニエももうこんな状態。
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この美しい季節、もうちょっとゆっくり味わっていたい…しかし、今ものすごく仕事が忙しくて、日曜日以外景色に目を向ける余裕がない…何しろ今、学校の年度末。休校が終わって卒業試験や定期試験の真っ最中…
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