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再び貴族の庭園へ [2020年春~シュペー家の庭園]

今日からまた、あの貴族の私有地である庭園のお話を。コロナ危機ということで何もかもが閉まる中、反対に市民の散歩に使ってちょうだいと無料で開放してくれた庭園である。最初に訪ねたときのお話はこちらから。

とても気に入ったのだがあまりにも大きくて、一回目には全く見切れなかった庭園。せっかく開いているので、一週間後再び訪ねてみることにした。しかし行こうと思った日は雨。どうする?でもザーザーぶりではないし、頑張っていってみようか…ということでやってきたら、一週間で池はすっかり様変わりしていた。
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藻ですっかり覆われてしまったのだ。
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鴨さんたちにはご馳走のよう。
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島の上にはあのエジプトガンがまだいた。
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ちょうど雨がやんでくれて、しっとりとしたたたずまいを堪能。
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あちらが図書館(左)と住居(右奥)。
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あ、知らない鳥さん…鴨かな、雁かな。それとも置物かな…
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いや、本物の鳥さんだった。
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先日のコメントで、こんな広大な敷地を7か所も継いでいられるドイツの相続税について多く質問があったが、めぎはまだドイツで相続したことが無いのでハッキリ言えばよくわからない。だからネットで調べた限り&うちのドイツ人に聞いた限りで言えば、まず、ドイツは相続税のある国である。スイスやオーストリアには無いのだが、ドイツには7%~30%の相続税がある。基礎控除額は41000ユーロで、4700万円ぐらい。しかしこの貴族の相続はそんな基礎控除額とは桁違いで、参考にはならない。
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日本がどうなのかはよくわからないが、その相続する不動産が歴史的文化的価値を持っていたりすると、それも控除されるようだ。宗教施設や慈善団体系のものも控除。そして、工場とか会社とかの事業の場合、5年だったか10年だったか継続して操業して従業員の雇用をし続けることを条件に控除。ここが最も大きいかも。ここの家の場合、そんな大きな事業をやっているわけではないが、例えばこの庭園の場合は林業を営んでいて、材木を売ったりクリスマスツリーの生木を売ったりする。敷地内にカトリックの礼拝堂もある。図書館もネオゴシック式の建物だ。そんなわけで、相続税を払わずに済んでいるのではないかと推測する。それに、ひょっとしたらスイスやオーストリアに口座を持ってるとか、この家がどうなのかは全く分からないが、お金持ちはいくらでもいろいろな手立てがありそうな気がする…
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これはトリミング。
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さて、雨が上がっているうちに少し歩きましょ…今日は映り込みは全く無理ね…それにしても一週間で池が藻で埋め尽くされるなんてね。
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