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3月最後の金曜日のマルクト市場 [新型コロナウィルスのこと 2020年]

今日も快晴だったデュッセルドルフ。快晴は7日連続だと思う…その前の先週の木金も雲が多かったが概ね晴れてたし、その前の水曜日は快晴だったし、その前の月曜日も快晴だったし…以前曇りと雨ばっかりだったのが嘘のよう。
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今日もいつものマルクト市場はいつもと様相が違っていた。1.5m以上の距離を置いて立つ人々。
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売り子さんたちとの間にも断絶。商品を自分で取ることは先週から禁止だったが今日はその掲示がはっきりと出た。さらに、いつもはそれぞれの売り子さんたちに支払いするのだが、今日は一番左端にお会計担当の人が立ってその人とのみ金銭のやり取りをするようになっていた。お金を触った手で食べ物を触らないようにとの配慮なのだろう。
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会社も休みだし学校も休校だしで、パパと子供が買い物する姿も。
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その先には肉屋さん。おお、ワンちゃんが超集中してますわ~ちょっとほのぼの。
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今か今か~あ~きたきた舌ペロリして~ぴょん♪
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肉屋さんでは、いつもは持参したタッパーに詰めてくれるのだけど、コロナでそれもダメになった(掲示にそう書いてある)。
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2月にコロナ騒ぎが中国で始まった頃、春になったらウィルスも鳴りを潜めるとみんな思っていたのだが、ますます爆発していくわよねえ…これからどうなるのかしら。
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金曜日、めぎの住むノルトライン・ヴェストファーレン州では、イースター休暇の終わる4月20日から通常通り学校が始まるとみなして卒業試験の期日を3週間延期した。イースター休暇前の3週間を取り戻してからの試験開始にするということである。しかし、それは、4月19日までにある程度感染拡大を収束できるという前提の上に成り立っている。本当にそうだったら嬉しいが、さてさて、ねぇ…
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めぎの学校で手作りサンドイッチを作って生計を立てていた人が今収入を断たれ、その人のために教職員がみんなでお金を出し合ってプレゼントすることにした話を既に書いたが、そのお金を受け取った時、その女性は泣き崩れたという。彼女がどれほどきつくしんどい思いをしてこの2週間を過ごしてきたことか…そんな人がドイツにはもうたくさんいるのだと思う。そういう人たちのためにも、4月20日から通常通りになってほしいものだけど…

あっという間に一日一日過ぎて行き、休校が始まってから早2週間が過ぎた。正規のイースター休暇が始まるまであと1週間。今日、今年のイースターは祖父母と一緒に祝うのを自粛せよ、とのお言葉があった。日本で言えば、正月は実家に帰るな、と言っているようなものである。全部で5週間もの間、旅行もお出かけも外食も友達と会うことも祖父母を訪ねることも夜の街もすべて禁止され、それどころかその間働く術も断たれた人々が忍耐に次ぐ忍耐を重ねた結果は如何に出るのか…4月後半でこれが終わらなかったらと思うと、ちょっと恐ろしい。
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