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早朝の撮影 [小旅行]

学校が完全休校になった水曜日、夜明けの景色を撮りに出かけた。
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現在の夜明けは6時40分頃で、この撮影は6時30分。
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これを思いついたのはうちのドイツ人。火曜日の夕食時、せっかく休みになったんだからいつもはできないことをやろうよ、と言い出した。彼がここ数か月に仕事で出向いたところで、めぎが見たらきっと朝とか夕方とかに写真撮りたいんじゃないかと思うようなところをいくつか見つけ、そこへ早朝に車で連れていってくれるというのだ。めぎとしては、まずは一日中寝ていたいと思うほどくたくただったのだけど、天気予報がよかったので、思い切って朝5時に起きて、6時には家を出た。起きてコーヒーを飲んで服を着さえすれば、後は連れて行ってくれるのだから。

で、着いたところはまず、デュッセルドルフとお隣の街デュースブルクの境界の辺り。デュッセルはここまでで、ここから12km行くとデュースブルク。
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うちのドイツ人が連れてきたかったところの第一弾の場所で日の出。
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ここは、デュースブルクのどこかの何かの工場。日の出とともに煙を写したら面白んじゃないかとうちのドイツ人は思ったそうなのだが、肝心の煙がこの後出てこなかった…ま、そういうこともあるわね。
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でも、めぎの日常と違う景色が面白かった。
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日の出の空を飛んでいく飛行機雲も美しかったし。
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今年度の水曜日のめぎの授業は午後からなので、午前中は別に休校じゃなくても出かけられるのだが、授業があると準備もあるし、授業前って気持ちが遊びには向かないし、この辺りまでの往復は車も混むし、早朝とは言えこんなことをやろうとは思えない。休校と言っても仕事はあるのだが、でも出勤の義務はなくて(と言うか出勤は禁止されてて学校に置いてある教材などを取りに行くにも予め連絡をしなければならない)、こうして出かけて初めてああホントに「休み」なのね、という実感がわいた。もちろん連絡のつけられる場所にいる義務はあって、携帯を持ち、時々ネットでメールの確認をしつつ…でも、こんな早朝にはメールも電話も来るはずもなく、そもそももともと水曜の午前中はめぎはフリーなので何が起こるわけでもなく、いつしか今日は授業がないという自由な気分になって、何か憑き物が落ちたような気軽な気分になった。

その先の工場は、木の陰になってしまってうまく写せず。
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でも、この黄色い機関車が行ったり来たりしているのがなんだか可愛かった。
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このコロナ騒ぎで一刻一刻変わる州と教育省の見解と命令に翻弄され、やれと言われたことをやろうにもメールもデジタルオンライン教育のサーバーも障害に陥ってしまって何もできなくなり、代わりに見ていたWDRという西ドイツ放送のホームページの情報もなんだか世の中おかしくなっているとしか思えない雰囲気で、なんなのこの状況とげんなりイライラしていためぎを、うちのドイツ人はがらりと気分転換させてくれた。まあ何とかなるのさ、そのうちにはサーバーも復旧して、数時間~一日遅れのメールもぼちぼち届くようになって、それからでもいいのさ、と、柔軟にものを受け止められるようになったというか。動かないサーバーにイラついていたって仕方がないのだ。
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↑このとき7時10分で、うちに帰ったのは9時ごろ。このドライブ、もうちょっと続く。
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