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その日がきた [新型コロナウィルスのこと 2020年]

13日の金曜日。これは18時40分頃の仕事帰り。ずいぶん明るくなったがおどろおどろしい雲行き。
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この日、めぎの住むノルトライン・ヴェストファーレン州でも来週からの休校が決まった。
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ノルトライン・ヴェストファーレン州はドイツの中でダントツに感染者数が多く、先週の11日の時点でも484人いたのだが、13日には936人になった。そんなに多いのに他の州の方が先に休校を決め、ノルトライン・ヴェストファーレン州の決定はちょっと遅め(もちろん感染者の多い町は既に休校だったが、州全体の休校の決定は遅かった)。しかし、デュッセルドルフも来週か再来週からじゃないかと話していた教職員はああやっと決まったかという感じで平静だったし、既にほかの国々の様子を見てきたため結構準備ができていたという印象。まず月曜と火曜は完全休校ではなく、子どもの預け先を探しきれない親たちの猶予期間として学校を開放し(と言ってもこれは小学生のことで、中学生以上はほとんど来ないと思うけど)、かつ卒業年次(高3)の生徒たちへの最後の授業やら残りの試験やらを行うこととなった。その後3週間の「コロナ休暇」期間となり、次いで2週間のイースター休暇となり、それが明けると今のところは予定通り卒業試験が始まるということで(休み明けの高3は試験のみで、授業はもう無い)、この月火は最後の高3対応に明け暮れる。なにしろあと3週間あったはずの時間が2日間だけになってしまったのだから、卒業試験の最後の対策が…ね。それが終われば休校だが、もちろん他の学年のために順次仕事が続く。休み中もオンライン授業やらデジタル課題の提供やらを義務付けられていて、教師は休みではない。と言っても教師も基本自宅で仕事をするということになるようだ。いつでも連絡がつく体制でいるという条件で。
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いやはや、2週間前には日本の休校の話を遠い異国の話として流して聞いていたのだが、結構急速にここまで波がやってきたわねえ…津波のように。
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金曜日はこの後夜の11時過ぎまでメールなどでの連絡やらの対応に追われた。校長や高等部主任からの取り決め・方針なども順次入り、みんな今も仕事してる…と思いながら。その後、14日昼前には州の感染者数が1600人を超えた。デュッセルドルフはまだ20人ちょっとなのだけど、そのうちにバーンと増えるのかもしれない。その前に休校になって良かったのかも。

今日の写真は全てスマホ撮影。ここの撮影が難しかった。さて、どんな春になるのかしらね…
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