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10月のめぎ家の食事 [食べ物・飲み物]

10月に2週間の秋休みがあって28日からようやく授業が再開したと思いきや、本日11月1日はドイツは諸聖人の日というキリスト教の祝日でお休み。世の中は3連休で、めぎの学校は月曜日も休みなので4連休。なんだかお休みいっぱい…ドイツだわねえ。

今日は10月のめぎ家の食事のお話を。
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↑オーブンで焼いたプレートの上に乗っているのはカボチャとズッキーニとリーキとフェタチーズ。焼いたカボチャが美味しくて、簡単にできるということもあってうちのドイツ人が気に入って最近何度か作っている。ごはん茶碗みたいな小鉢に入っているのは白い豆とベーコンの皮のスープで、サラダは別の日に撮ったものだけど下のと同じ、ルッコラとブレザオラのシーザーサラダ。
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カボチャに続き、秋というか早くも冬の野菜、芽キャベツも登場。このトンカツは骨付きなのでものすごく大きいが、食べるところは3分の2くらい。それでも半分残して後日お昼に食べた。
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これはうちのドイツ人のリクエストでめぎの用意したすき焼き。すき焼きって、外国人に人気の味なのよね。日本食材店で豆腐とエノキとシラタキを買ってきて、白菜と太めの万能ネギと水菜のような野菜をいつもの金曜日のマルクト市場で調達し、豚肉のバラ肉の部分をやはりマルクト市場の肉屋さんでハムのように薄く切ってと頼んで切ってもらって材料調達。うちのドイツ人は生卵も普通に食べる。
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卵がまだ6つくらいあったのに生卵を食べるために新たに新鮮なのを買ったので、その後スペイン風オムレツを作ってくれた。
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これは日曜日のブランチ。黒パンが美味しい。黒パンと書くとすぐに思い出すハイジの話、黒パンが硬くて柔らかい白パンが美味しいというくだりが思い出されるけど、実際の黒パンってしっとりと美味しい。雑穀の味がきっちりとして、白パンにはない味わいがある。そして白パンよりずっと健康的。ペーターのおばあさんが目は見えずとも健康で長生きしているのは、黒パンを食べていたからじゃないのかな。
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寒くなってきて、スープが多くなった。これは牛の髄でとったスープにマウルタッシェというドイツのシュトゥットガルト周辺で有名な餃子みたいなパスタを入れて水餃子風に。
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それから秋休みに入り、4日間旅に出て、帰ってきて食べたくなったのがトマトソースのスパゲティ。たぶん旅行中かなり肉肉肉の料理だったので、味覚が自然に野菜を欲したのだろうと思う。
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その後も、一見すごい肉料理のように見えるが…
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実際はイチジクの煮込みという感じの料理が出てきた。ラム肉が入ってはいたものの、お皿には小さな切り身一つであとはすべてイチジク。地味にカボチャも入っていた。
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後日そのイチジクのソースを茹でたジャガイモで味わった。黒い塊はみんなイチジク。こういう料理はジャガイモをお皿の上でフォークでつぶしてソースに絡めて食べる。
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さて、秋休み、めぎも数回料理した。料理と言っても、ご飯を炊いて大根の漬物を作って、買ったキムチを並べ、鶏のから揚げを準備しただけだったり…
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ちょっと頑張って大根と昆布の煮物を作って、あとは野菜サラダにスモークチキンをのせ、頂き物の鮭のフレークをご飯に載せてどんぶりにしたりしただけ。
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うーん、めぎってホント料理下手というか、料理になってないわね…

で、うちのドイツ人が作ってくれた中華風角煮の方がよっぽど美味しそう。実際、すごく美味しかった。だって、ちゃんと干ししいたけを水に戻すところからやっているんだものねえ。やっぱりめぎは、ご飯炊いてとかサラダ作ってと言われてそれだけ準備する方が性に向いているのだ。
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で、結局はめぎは秋休みなのにうちのドイツ人が仕事しながら夕食も準備してくれていた。それでも全く文句を言わないうちのドイツ人って、すごいと思う。だって、秋休みでしょ、ゆっくり休んでおけば、だって。
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そんなうちのドイツ人に一晩料理のお休みをあげようと、日本ラーメン店へ。めぎ家の近くに新たにオープンしたチェーン店で、近所にお住いの大学の元同僚夫婦とご一緒に。どうその後?と話は弾む。この元同僚はめぎのドイツ生活の中で最も長い知り合いで、めぎがデュッセルドルフに来てから今までの全てを知っている人。お子さんがもう大学生で家を出たのだが、出会った頃はまだその子供が幼稚園にも入らない歳だったわけで、月日はまあなんてあっという間に過ぎ去っていったことかしら…
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このラーメン店の麺は実は札幌の西山ラーメン。ドイツにいて西山ラーメンの麺が食べられるようになって、めぎはものすごく嬉しい。出汁も鶏ガラと昆布が主体で、つまり札幌ラーメン風。醤油の色が濃いのも札幌ラーメン風。美味しかった。
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秋休みはお昼をゆっくり食べる時間が合って嬉しい。これは多くの日本の皆様が苦手とする牛の生タルタル。
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信頼のおける肉屋さんでフレッシュなのを買ってくるのが重要。お刺身が食べられないドイツ暮らしでめぎがとても楽しみにしているちょっとした贅沢。贅沢と言っても二人分300gが5ユーロ(約600円)。めぎ家ではシンプルに塩胡椒だけでいただく。
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土曜日にサッカーを見るのをやめためぎ家は、普通に食卓で食事をした後、デザートかチーズとフルーツにお酒(この日は辛口シェリー酒)を用意し、オンデマンドかクラシック音楽のサイトのオペラやコンサートを楽しんでいる。この日は2018年のサロメというオペラを。これはめぎ、妹と二人で生を見たのだが、その時舞台演出や歌詞や内容の背景などで分からなかったところを今回うちのドイツ人に質問しながら鑑賞。生で見たときもそうだったのだが、改めて、サロメを歌った歌手のあまりの素晴らしさに涙が出るほど感動。
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そして秋休みが終わる10月最後の日曜日、冬時間になって日暮れも一時間早くなって、ああいよいよ冬だなあこれからクリスマスまで頑張らなくちゃ、と思いながらステーキと芽キャベツとマンゴルト(日本語でフダンソウ?)を。マンゴルトを用意したのはめぎで、茹でてオリーブオイルを振りかけただけ。
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デザートはうちのドイツ人が作ってくれたマルメロのコンポート。ただ煮るのではなく、まずブラウンシュガーをカラメル化してそこに切ったマルメロを入れて作っている。この日はヨーグルトの上にかけていただいたが、生チーズにかける日もある。
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…と、長くなったがざっとこんな感じの食生活だっためぎ家。11月はジビエの季節。楽しみですわ~
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