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イヴの夜 [2018-19年 ペナン島]

現在、年末年始のペナン島の話を連載中。

イヴの日はケーキで結構お腹がいっぱいになっていたので、19時半近く、日暮れの頃になってから夕食へ。
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行くときに凄い空模様になっていた。この三角の屋根のお店はガイドブックにも載っているシーフードレストランだが、以前何度か食べたけど、美味しいけれどホーカーの3~5倍のお値段なので今回はパス。
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ペナン島はバイクがいっぱい走るところ。それが自転車みたいに隙間を縫って走ってくるから結構怖い。思わぬところから突然ブーンと現れるのだ。信号も無視するし。
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イヴの夜は、3年前にも来たことのあるこの辺りで最も有名なホーカーへ。ロングビーチカフェという名前のところ。
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ここにはタイガービールも。
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ここのタイガービールの売り子さんを例の足裏マッサージの中国系夫婦の奥さんのほうがやっていて、全くあのマッサージ夫婦は二人でどれだけ働いているのだか・・・同じホーカーではなく夜は別々のホーカーで仕事しているというのも面白いわねえ。と言っても隣同士のホーカーだけど。

ホーカーというのは、テーブルのある大きな空間をぐるりと沢山の屋台が取り囲んでいて、自分で好きな屋台に注文に行って、テーブルの番号を言って届けてもらい、届いたときに生産するというシステム。これ、レタスのようなもので隠れているけど、その下にはグツグツと煮え立った鍋に豚バラ肉の角煮。豚肉を売っていたのはここだけだったような記憶。
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さて、旅行中の記事でも書いたように、ここでものすごいスコールが。トタン屋根に当たる音で話す声も聞こえなくなるほどの勢い。
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めぎたちは急いでいないのでゆっくりと雨がやむのを待った。
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しかし結構待ってもやまないので、弱まったところで戻ることに。濡れても全く寒くなく、それどころか気持ちがいいのが南国の素敵なところ。ホテルではプールが遊泳禁止になっていた。明かりの上のサンタの帽子の演出が妙にチープでなんとも可愛い。
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ホテルのツリーとサンタの帽子と届けられたケーキがなければこの日がクリスマスイヴだということを忘れてしまいそうなほど全くクリスマスっぽさがない。この上っ面で宗教性のないクリスマスは日本と同じで、ヨーロッパから遠く離れているのだと実感する。ヨーロッパでのクリスマスは変な言い方だが誰もが幸せなクリスマスを祝わなければならないといった結構な重圧感があるので、この軽さがこの上なく楽なのだが、いっその事クリスマスを演出しないでくれたらもっといいんだけどなあと思う。そうしたらもっと、異国に来たと感じられて良いのにな。

夜にはタイガービールで乾杯してささやかなプレゼント交換を。最大のプレゼントは今回の休暇だから、これは本当にお互いにささやかに。めぎからは彼が希望した日本の調理器具(押し寿司を作るヒノキのセット)を、うちのドイツ人からはめぎが集めているドイツのエルツ地方のクリスマスの木彫りの人形を。
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