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2日目の朝 [2018-19年 ペナン島]

現在、年末年始のペナン島の話を連載中。

一夜明けようとしているペナン島。12月23日の朝6時40分頃の撮影。美しい満月だった。
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赤道近いペナン島では毎朝7時半頃に日の出で毎晩7時半頃に日没。いつも7時頃朝食会場に行ってのんびりコーヒーを飲みながら明るくなってくる様子を観察していた。これは7時半頃。日の出とともに朝食会場前の芝生の掃除が始まるのだ。
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以前はこの芝生の上に席が設けられていたのだが、今回は改装されてレストラン内の床のあるテラス席までとなっていた。それがちょっと残念だった・・・芝生の部分ではレストラン内の音楽が聞こえないので、うちのドイツ人がアメリカのクリスマスソングにイライラする事がなくすんだし、鳥も来たりして面白かったのだ。でもまあ芝生ギリギリのところに席が設けられていてので雰囲気は十分よく、芝生の向こうの海の音も十分聞こえるし、良しとしましょ。

夜が明けて明るくなってから麺をいただいた。これは朝食会場でその場で茹でてくれる。入れる具も自分で選ぶことができる。スープの塩気が足りなかったが、醤油が置かれているので自分で調整できる。
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食べ終わるとすっかり日が高くなっていた。何しろ本当にゆっくりと食べたので、食べ終わったら9時だったしね。特にすることもないのでめぎたちは連日朝食をのんびりと楽しんだ。
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南国の植物が眩しく感じられた。
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海の方では既にアトラクションが準備万端。
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朝の散歩を楽しむ人達が歩いていた。
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これは部屋からの眺め。下の真ん中に見えているポッカリと空いた部分が、以前よく昼食を取りに行った店のテーブルがあったところ。
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↑上のトリミング。ああ、あそこのナシゴレンの味、懐かしいわねえ。あそこのコックのお兄さんが懐かしいな。後日あのマッサージの中国系ご夫婦に聞いたところ、なんでも場所代が高くなって立ち退いたのだとか。そうか、この辺、きっと地上げ屋が来てるのね。今度ペナン島に来たら、ここに大きな小奇麗なショッピングセンターが立っているのかもしれないなあ・・・それともホテルかコンドミニアムかに変わっているのかもね。そうするとここにいっぱいたむろっていたマレー人の若者たちとか家族連れとかがいなくなるわけで、面白さも激減しちゃうな。そうしたらペナン島に来る意味もなくなるね・・・などとめぎたちは話し合ったのだった。
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実際この近くには以前ごちゃごちゃっとしていたところに小奇麗なスタバができていて、ああ世界中どこに行っても同じになっていくんだなあと感じた。それは観光客にとっては安心感があるかも知れないし、地元の人にとっては発展を感じるのかも知れないが、めぎたちにとっては旅をする意味がなくなっていく。一日がかりでマレーシアまで行ってスタバに入りたくはない。これはカフェ文化のウィーンでスタバに入りたくないのと同じことだ。と言ってもめぎたちだって小奇麗なリゾートホテルに滞在しているわけで、再開発の恩恵を大いに受けているのだけど。どんなに面白くても、歳を取ってきてバックパッカー用の安宿に泊まり歩く元気はもうないし、どの辺で妥協してバランスをとるかという感じなのだが、折よく旅をするのもしんどいくらいの歳になってきて、それと同時に世界は面白くなくなってきてて、ぎりぎり面白い世界を見ることができてよかったと思って旅からも引退すべきなのかも知れないな。まあ今後はヨーロッパ内でブルゲンラントのような忘れられた場所を楽しむことにしようかしらね・・・などと話し合ったり。ただ、真冬に一度だけ明るい光を見て英気を補充したいのよね~めぎは。今後はどこへ行こう?
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ちなみに今回お昼は朝食会場からもらってきたパンや部屋に置かれていたウエルカムフルーツや毎日配布されるクッキーなどですました。朝ゆっくりいっぱい食べ、それで十分だった。これも歳を取ってきた証拠かもしれないな。お腹空かないんだもの。
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