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国境の町の夕食 [ウィーンとブルゲンラント 2017年秋]

今日からまた2017年秋のオーストリア・ブルゲンラント州のお話を。秋のお話、12月中旬には終えられそうな見通し。

ハンガリーをちょっと回ってまたオーストリアに戻って宿をとったのはイルミッツという小さな町。人口2000人ちょっとの小さな町なのだが、中心部に結構大きなレストランがあった。
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あ、ガチョウ料理があるみたい。ガチョウという言葉がオーストリア方言で書かれてて、訳すとガチョウちゃんというような感じでちょっと可愛い。
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奥には広いホールがあるようだったが、めぎたちは入口近くの席に座った。カウンターが見えるところ。
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この入口近くは喫煙席で(オーストリアには未だ喫煙席があった・・・しかも、本当は2018年5月から法律でレストランでの喫煙を禁止することになっていたのだが、施行直前になって取りやめになった。右翼が政権を握って覆したのだ)、男たちが飲みながらトランプに夢中になっていた。タバコ臭いけど男たちの様子を見るのが面白くてここに座ったのだった。
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めぎたちはまずはビールで。地ビール、美味しかった。
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それからレバー団子スープと・・・(うちのドイツ人とはんぶんこ)
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めぎはガチョウちゃんを。うちのドイツ人はガチョウのレバーのソテーで、付け合せに山と積まれているのはコロッケ。
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ここでとっても美味しい赤ワインを飲んだのだが撮り忘れ。ブラウフレンキッシュというブドウのとザンクト・ローレンというブドウので、どんなの~?と両方とも試してみたらこれがもうどちらもびっくりの美味しさだったのだ。太陽いっぱいの深い味で、めぎ好み。なんというか、ワインってイタリアやフランスやスペインばかりじゃないんだな~と目からウロコだった。

それから、この旅の最初の頃のウィーンで目覚めた食後の蒸留酒(ナナカマドのお酒)を楽しみ・・・
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妙に気になったデザートを頼んでみた。Maroni Pogatscherlという栗のお菓子なのだが、これが焼き立てでものすごく美味しかった。
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こんな名もない村で、こんな男たちのたまり場で、なんて美味しい食事にお酒。しかもとっても懐に優しいお値段で、こんなにたくさん飲み食いしたのに(特にお酒はビール2杯、ワイン4杯、蒸留酒2杯)二人で51ユーロ。ヨーロッパの食文化って、ほんと侮れない。
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撮影: Nikon 1 V3 + 18.5mm(F1.8)
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