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国境を歩く [プファルツ地方]

現在、先週末のプファルツ地方の話を連載中。

宿のあるSt. Germanhofから200mくらい歩くと、そこはドイツとフランスの国境。
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かつての税関が立っていた。
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そこにドイツ語とフランス語でこんな表示があった。
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なんでも1950年にドイツとフランスの学生たちが国境廃止の集会をしたようなのだ。そのときにここにあった遮断器を壊したのだという。彼らの主張は、ヨーロッパ人としての権利を訴えるもの。なるほどなあ・・・ドイツ人としての権利、フランス人としての権利もあるけれど、もっと大きくヨーロッパ人としての権利もあるんだわね。ヨーロッパ人としては、ヨーロッパ中どこにでも自由に行ける権利があるということなのだろう。そう言われると、アジア人としての権利って、ほとんど無いわねえ・・・
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1950年に学生だった人たちって今88歳前後。彼らにしてみたら今の世の中って、彼らが成し遂げたことをこんな晩年になってまた壊されていくという感じ。どう感じているのかな。

なにはともあれここには今は誰もいなくて、ここまでがSt. Germanhofで3km先にWissembourgがあるという極めて普通のドイツ表示に並んでフランス語の標識があって(居住者以外駐車禁止)・・・
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ここからフランス。
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そこから200mほど歩くと、ノートルダム礼拝堂!
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フランスの聖母さん、おはようございます!(見えにくいけど)
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礼拝堂には入れなかった。
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もう500mほど先へ行けばWeiler(訳すと「小さな村」!)という小さな集落に出るのだが、このときかなり冷えていたのでもう引き返すことにした。朝8時頃で、そろそろおなかすいてたし。

で、ここからまたドイツ。
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撮影しながら、手が冷たかった・・・
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通り沿いの木にりんごがたわわになって、どれも虫食いになっていた。
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歩いたのは左上の建物(めぎの泊まった宿)から右下の建物(ノートルダム礼拝堂)まで。写真はPCの画面を撮ったもの。これがドイツとフランスの国境。なんて平和なんだろう。
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ところで昨日のこの地図だけど、これはソネットのこの記事を書く画面にある「地図貼り付け」機能を使ったもの。どうやらこれはソネットのAPIキーとやらが有効でないってことのようね。




昨日のYAPさんのコメントを読んで、ああそうか~とGoogle Mapそのものの埋込機能を使ってみた。これはこれで、自分専用の地図だから訪問者には別の地図が表示されると但書があったのだけど、皆様の画面にはいったいどこが表示されているのかしら・・・?



撮影: D600 + 20mm(F1.8)
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