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もっと古き色 [カメラのこと]

今日はアナログカメラの写真から。

これを撮ったのは今年の4月22日のことだった。
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後で比べてみようと、同じところでデジイチでも撮っていた。
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アナログカメラの方はうちのドイツ人に貰ったVoigtländer VSL1 TMで、レンズはVoigtländer Color-Ultron 50mm f/1.8で、使ったフィルムはKodak GOLD 200。
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デジイチの方はニコンのフルサイズカメラD600に58mm(F1.4)のレンズ。めぎは50mmを持っていないので、それに近い画角の58mmを持ち出したのだった。
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めぎの技術とセンスの無さはまあ仕方がないのだが、アナログってその下手さをカムフラージュする雰囲気があって、デジタルは下手さ加減が露骨に露呈するという気がする。
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それに、同じところを撮っていたつもりがどれも場所が若干ずれてて、めぎって四隅までよく見ずにいい加減な撮影してるんだなあって反省。
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このあと36枚撮りのフィルムを使い切らずにしばらく放置し、再び手にしたのは8月の終わり頃。ブナの実をうちのドイツ人が見つけて、それを撮ってみた。
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この日は夏旅の疲れであまり撮影意欲がわかず、思い切ってアナログカメラだけを持ち出して散歩に出かけたので、比較するデジタル写真がない。
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しかも撮り終えてから現像に出すのもしばらく忘れてた。こんなふうに忘れた頃に何をどう考えて撮ったのか思い出すというのは、懐かしいような、かえって真新しいような。
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ピントも絞りもシャッタースピードも全部マニュアルで、ファインダーを覗いてもちゃんとピントが合っているのかどうかよく見えないし、絞ると途端に手ぶれが多くてボケボケ写真ばかり量産しているのだが、デジタルだからとパシャパシャたくさん撮って数撃ちゃ当たる戦法の撮影ではなく、よくよく考えて設定して一枚だけ大事に撮れと何度も何度も言ううちのドイツ人の云いたいことが、ちょっとわかるような気がした。
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撮影: Voigtländer VSL1 TM + Voigtländer Color-Ultron 50mm f/1.8 + Kodak GOLD 200, D600 + 58mm(F1.4)
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