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秋の始まりの日の散歩 [小さな出来事]

今日の写真は秋分の日の散歩から。

ドイツ語では秋分の日を「秋の始まりの日」という。日曜日だったので、近くを散歩。ああ本当に秋が始まったという感じ。
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秋の始まりなのに、エジプトガンの雛がいた。今年は夏の暑さの所為か、鳥たちのリズムもちょっと狂ったのかな。
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↑向こうに見えるオレンジ色の自転車はレンタサイクル。今やすっかり主流になったスマホで借りるタイプで、どこに乗り捨てても良いようなのだが、こんなところにこんなふうに乗り捨てていくなんて・・・うーん。

この日の散歩はちょっと街中を。すっかり寒々としてて、過ぎ去った夏を感じる。
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昔の建物の改築中なのだけど、割と最近改築が住んだばかりだと思ってたのに、今度は何をしているのかな・・・
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一階にはカフェ(ひょっとしてバーなのかレストランなのか不明)があって、日曜日のブランチを楽しんでいる人でいっぱいだった。
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街中を歩いたのはうちのドイツ人の昔のデュッセルドルフの写真と見比べるという趣味に付き合ったからなのだが、写真を撮ったものの、今は緑いっぱいで影に隠れちゃってて比べられないことが多いので、またいつかの機会にご紹介するつもり。冬になってからね。
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そしてまたいつもの公園に戻ってきた。
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すっかり秋だなあと思うけど、これがもっともっと秋になっていくのよね。
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先日ドイツの高校生たちに授業で「一年でどの季節が一番好き?」という質問をしたとき、一番多かったのが冬、その次がほぼ同じくらいの数で秋で、春はほんの数人、夏はたった一人だった。秋と冬を好む理由は、暗くてしっとりとしていて蝋燭の光が綺麗でロマンチックで暖かいからなのだとか。暖かいというのはもちろん外の気温ではなく、家族や友達との団欒と指している。日の短さと暗さを好む生徒も多かった。夏はただ暑いだけで好きじゃないと言う。6週間もの夏休みがあるのに夏を好まないとは、凄いなあ。春は、花はきれいだけど勢いがありすぎて余り好きじゃないのだと言う。ああ、それは、わかるなぁ。こっちの春って、本当に鉄砲玉のように芽を出し伸びていくものね。その勢いについていけない気がめぎもするのだけど、ドイツの若い高校生たちもそう感じているとはね。

今年の秋はしっとりとした美しさを探していこう。
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撮影: Coolpix A
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