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そろそろ緩和へ [小さな出来事]

あっという間に一週間が過ぎ、再び金曜日のマルクト市場。
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日差しがずいぶん春めいて見えるけれど、実際はかなり冷えて最低気温はマイナス1℃。真冬の格好が多かった。
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冬に唯一の地物のサラダ菜として売られているノヂシャ(ラプンツェル)というのはこれのこと。ラプンツェルの童話で、身籠った女性が隣の魔法使いの畑の青物が食べたいというのはこのノヂシャのことで、それがあのラプンツェルの名前なのだ。
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まあ今はハウスものの他のサラダ菜も売ってるけどね…でも、どうも味が紙かプラスチックみたいで、つまり味気ない。

冬の野菜と言えば根菜か、このポロネギ(日本のネギとは違って鍋になどしようものならすぐに溶けてしまう)か、その横の大きなビニール袋に入った緑色のグリューンコール(日本語でケール、3時間ぐらい煮て食べる)という野菜ぐらい。しかし3月5日、ルバーブの初物が登場!真っ赤な色が目に染みる。その向こうには水菜も。
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ああ、やっと冬の終わりが見えてきた…花屋さんの方にもたくさんの枝物。これは歩きながら撮ってみた。
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こんなピンクの蕾を咲かせられたら楽しいだろうな…
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そう言えば、今週桃の節句があったけど、その日たまたま日本食材店に行ったので、テイクアウトの寿司を購入してうちのドイツ人と半分こ。とても美味しかった。
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その3月3日にはメルケルさんと州知事の会議があって、14時から永遠と続いた会議の結果が記者会見で発表されたのは夜中の12時ごろだった。メルケルさん、ものすごく疲れてた…それは、ただ長時間だったからという訳ではなく、たぶん彼女の思うような方向に調整できなかったからなのだろうという気がした。本当は七日間指数が35以下になってからあれこれオープンし始めるというはずだったのに、100以下であればもうオープンしてもいいという決定となった。もちろんずいぶんいろいろ決まりと段階があって、100以下というのは予約すれば店を訪問できるというのに過ぎないが。そして、学校も3月15日から全学年の対面授業が始まることとなった。クラスを2つに分けても交替授業で、半分にはホームスクーリングが続くけど。つまり教師にとっては2倍の授業を準備するということ…
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ドイツ全体の七日間指数は60台をキープ、じりじり上がりつつあるというのにね…ドイツはここにきて迷走しているというか、対応が矛盾してきている。国民の緩和を望む声に、支持者の顔を伺って、危険かどうかはまあ置いといてそれじゃ緩和しますよ~と言いながら、結構あれこれ規則厳しいし。規則ばっかりで緩和されてもちっとも楽しくなくて、結局どこも行けないし、行きたくもない。
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ワクチンに関しても数が足りなかったりアストラゼネカがどこかでいっぱい余っていたりするし、いつまでたっても接種が進まないし、注文した分が半分も届かなかったりしてるし、何がどうなってるのって感じ。この世の中、もうホントにどこも信用できないというか。

季節は進むのにいや~な感じ…
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Baldhead1010

日本は感染減が鈍化して、変異株が席巻し始めました。
春先、人の移動や集まりが多い時期なので、全国的な第4波が怖いです。
by Baldhead1010 (2021-03-06 04:47) 

mm

市場には春の匂いですね~
でもコロナは迷走・・・これだけ長期になるとだんだん人間も本能で動くようになるかしらね~日本もいまだに「オリンピック、オリンピック」と言っているけれど、危ないわ。
by mm (2021-03-06 06:40) 

YAP

日本も完全に迷走ですよ。
新規陽性者が下げ止まっているということは、何をどうやったってこれくらいの割合で社会に存在するウイルスだということです。
街に人があふれる、言葉だけの緊急事態宣言を延長したところで、2週間後にはほとんど状況は変わらないでしょう。
変異株もマスコミは喜んで取り上げていますが、感染率が上がっていると言いながら新規陽性者は減っているし、症状が危険なのかどうなのかということは、一切報道しないですから、そんなところからも想像できます。
欧米とは違う日本の状況は、理由がわかればもっと科学に沿った動きができるんでしょうけど。
by YAP (2021-03-06 07:02) 

Inatimy

ノヂシャの横にトウモロコシがある♪
ルバーブの赤、鮮やかですね。いい色のジャムができそうな^^。
水菜もあるなんてうらやましいです。
花屋さんに枝ものがいっぱいなところも春を感じますね。
by Inatimy (2021-03-06 08:04) 

テリー

新型コロナ感染症対策は、ワクチン接種で、集団免疫を得るまでは、感染拡大を防ぐために、経済活動を制限し、人の接触を減らすのが有効ですが、経済活動を制約しすぎると、人が、精神的に不安定になったり、失業で、自殺する人が増えます。全員が、納得のいく対策がないのが現実ですね。

ドイツは、日本に比べれば、ワクチン接種は、進んでいるし、これからも、どんどん進めることが出来るから、ドイツは、先が見えてきているのではないでしょうか。アストラゼネケのワクチンが余っているというのは、贅沢な悩みですね。
by テリー (2021-03-06 11:14) 

(。・_・。)2k

ラプンツェルって野菜だったんですね
てっきり お菓子的な何かかと思ってました

by (。・_・。)2k (2021-03-06 12:22)