2020年を振り返る~カメラ篇~ [カメラのこと]
今年もあれよあれよという間に年末押し迫ってきた。いつものように2020年を振り返ってみようと思う。まずはめぎのカメラとのお話から。
2020年の元旦は南イタリアのブリンディジという町で迎えた。アッピア街道の終点のこの円柱のあるところ。
このときは直前に買ったZ50を携えての旅で、慣れないカメラを持って旅に行くなんて、という感じではあったが、徐々にその良さを発見していく旅でもあった。
発色も気に入った。
夜景も素晴らしく撮れた。
しかしこのカメラの良さはこのときにはまだ本当にはよくわかっていなかった。ちゃんと理解したのはもう少し経ってからだ。
まずいいなと思ったのは、APS-Cのセンサーのおかげで写りがやっぱり1インチやフォーサーズよりずっといいことと、その割に小さくて軽くて、もう一つ欲しいなと思っていたフォーサーズの小さなカメラより下手したら軽いこと。買い物にも持ち出しやすい軽さで、カメラを構えても気にされないほどの小ささで、シャッター音も無音にできるし、AFが速くて正確だし、写りがいいし、言うことがない。
おかげで今年の移り変わりをキッチリ写すことができた。
買い物に行く機会に必ず持ち出せたからだ。
おかげでマスクが定着していくドイツを記録することができた。
写りがあまりにもよくて、フルサイズを買う必要はもうないかもと思った。
3月下旬には撮影枚数8000枚を超えていた。休校になって家にいる時間をZ50で思う存分楽しんでいた。
余談だけど、今年はモクレンがたくさん咲いてくれてとても嬉しかった。
Z50にはキットレンズですごくいい望遠がついていたのだが、望遠を使おうとすると同時に広角が必要となる(めぎは外ではできるだけレンズを付け替えたくない)。それで、もともと持っていた1インチのV3用に、1 NIKKOR VR 6.7-13mm f/3.5-5.6というのを中古で購入。
広角、面白いなあと思いつつも、1インチのV3はZ50の画質の良さに遠く及ばなかった。
それで、結局はこの後しばらく、V3ではなくD5600にキットの標準ズームレンズをつけてZ50のお供にしていた。画質的には申し分なかったが、35㎜換算で28㎜が最も広角ということで、どうしようかなあと思う日々だった。FマウントでAPS-C用に広角ズームがあって写りもよさそうだけど、Zマウントが出た今、Fマウントのレンズを新たに買うことにはものすごく抵抗があった。
さて、4月中旬から例の貴族の私有地である庭園の無料開放に通うようになり、そこでめぎはこのZ50の凄さを遅れ馳せながら思い知った。
ピント合わせがものすごくやりやすいのである。これは上のトリミング。
狙ったところにピントをばっちり合わせられる。それは言い方を変えればどこにピントを合わせるべきかが厳しく問われるようになるわけだが、それはさておき、めぎがピントを合わせたいと思った場所にドンピシャであわせられるという使い勝手の良さに目覚めたこのときが、めぎのミラーレス元年の始まりである。
それからというもの、撮影が楽しくて楽しくて。
だって…
ピントが合ってるんだもの!それに、Zの写りって、シャキッとしてて好き。
それからフルサイズのZ6に手を出すまではあっという間のこと。ミラーレスってすごい、Zの写りってすごい、となれば、フルサイズも試してみたくなるのが当然なのだ。Z6に24-70mmF4のキットズームを手に入れてほぉ~と楽しんだり…
アダプターで105mmマクロをつけて手持ちでピントを合わせて撮る楽しみをフルサイズでも満喫したり…
最後にはZマウントの50mmF1.8を手に入れて、その空気感をも映し出した写真に自己満足して酔い痴れた。
そんな一年だったわけだが、写真コンテストにはことごとく落選した。ただ、ある日本人の写真家の方のレタッチガイドのような本に、素人のレタッチの例としてめぎの写真を4枚取り上げていただけた。これはCoolpix Aで撮った写真で…
これはD600に70-200mmF4で撮ったもので…
これはD5600に40㎜単焦点、35㎜換算60㎜で撮ったもので…
これは再びCoolpix Aで。
つまり、今年はレタッチに一生懸命取り組んだ年でもあったのだが、それはもう素人のお手軽適当プリセットレタッチで、そんな適当なことをやっているからうまくならないんだろうなと思う年でもあった。でもまあ、素人なんだから、わあこのプリセットカッコいい~と使うので十分と言えば十分…
こうしてミラーレス元年となっためぎの2020年は終わっていく。今年撮ったもので最も印象に残っているものと言えば、やっぱりこの貴族の庭園。その中の一枚を選ぶにあたり、写真としてうまく撮れたかどうかではなく、最も印象に残っている場所を。それはこの「盆栽の池」。命名はうちのドイツ人。Z50にキットの望遠ズームレンズ50-250mmで2020年5月21日に撮影。ドイツの5月はいつもと同じく美しかった。
2020年の元旦は南イタリアのブリンディジという町で迎えた。アッピア街道の終点のこの円柱のあるところ。
このときは直前に買ったZ50を携えての旅で、慣れないカメラを持って旅に行くなんて、という感じではあったが、徐々にその良さを発見していく旅でもあった。
発色も気に入った。
夜景も素晴らしく撮れた。
しかしこのカメラの良さはこのときにはまだ本当にはよくわかっていなかった。ちゃんと理解したのはもう少し経ってからだ。
まずいいなと思ったのは、APS-Cのセンサーのおかげで写りがやっぱり1インチやフォーサーズよりずっといいことと、その割に小さくて軽くて、もう一つ欲しいなと思っていたフォーサーズの小さなカメラより下手したら軽いこと。買い物にも持ち出しやすい軽さで、カメラを構えても気にされないほどの小ささで、シャッター音も無音にできるし、AFが速くて正確だし、写りがいいし、言うことがない。
おかげで今年の移り変わりをキッチリ写すことができた。
買い物に行く機会に必ず持ち出せたからだ。
おかげでマスクが定着していくドイツを記録することができた。
写りがあまりにもよくて、フルサイズを買う必要はもうないかもと思った。
3月下旬には撮影枚数8000枚を超えていた。休校になって家にいる時間をZ50で思う存分楽しんでいた。
余談だけど、今年はモクレンがたくさん咲いてくれてとても嬉しかった。
Z50にはキットレンズですごくいい望遠がついていたのだが、望遠を使おうとすると同時に広角が必要となる(めぎは外ではできるだけレンズを付け替えたくない)。それで、もともと持っていた1インチのV3用に、1 NIKKOR VR 6.7-13mm f/3.5-5.6というのを中古で購入。
広角、面白いなあと思いつつも、1インチのV3はZ50の画質の良さに遠く及ばなかった。
それで、結局はこの後しばらく、V3ではなくD5600にキットの標準ズームレンズをつけてZ50のお供にしていた。画質的には申し分なかったが、35㎜換算で28㎜が最も広角ということで、どうしようかなあと思う日々だった。FマウントでAPS-C用に広角ズームがあって写りもよさそうだけど、Zマウントが出た今、Fマウントのレンズを新たに買うことにはものすごく抵抗があった。
さて、4月中旬から例の貴族の私有地である庭園の無料開放に通うようになり、そこでめぎはこのZ50の凄さを遅れ馳せながら思い知った。
ピント合わせがものすごくやりやすいのである。これは上のトリミング。
狙ったところにピントをばっちり合わせられる。それは言い方を変えればどこにピントを合わせるべきかが厳しく問われるようになるわけだが、それはさておき、めぎがピントを合わせたいと思った場所にドンピシャであわせられるという使い勝手の良さに目覚めたこのときが、めぎのミラーレス元年の始まりである。
それからというもの、撮影が楽しくて楽しくて。
だって…
ピントが合ってるんだもの!それに、Zの写りって、シャキッとしてて好き。
それからフルサイズのZ6に手を出すまではあっという間のこと。ミラーレスってすごい、Zの写りってすごい、となれば、フルサイズも試してみたくなるのが当然なのだ。Z6に24-70mmF4のキットズームを手に入れてほぉ~と楽しんだり…
アダプターで105mmマクロをつけて手持ちでピントを合わせて撮る楽しみをフルサイズでも満喫したり…
最後にはZマウントの50mmF1.8を手に入れて、その空気感をも映し出した写真に自己満足して酔い痴れた。
そんな一年だったわけだが、写真コンテストにはことごとく落選した。ただ、ある日本人の写真家の方のレタッチガイドのような本に、素人のレタッチの例としてめぎの写真を4枚取り上げていただけた。これはCoolpix Aで撮った写真で…
これはD600に70-200mmF4で撮ったもので…
これはD5600に40㎜単焦点、35㎜換算60㎜で撮ったもので…
これは再びCoolpix Aで。
つまり、今年はレタッチに一生懸命取り組んだ年でもあったのだが、それはもう素人のお手軽適当プリセットレタッチで、そんな適当なことをやっているからうまくならないんだろうなと思う年でもあった。でもまあ、素人なんだから、わあこのプリセットカッコいい~と使うので十分と言えば十分…
こうしてミラーレス元年となっためぎの2020年は終わっていく。今年撮ったもので最も印象に残っているものと言えば、やっぱりこの貴族の庭園。その中の一枚を選ぶにあたり、写真としてうまく撮れたかどうかではなく、最も印象に残っている場所を。それはこの「盆栽の池」。命名はうちのドイツ人。Z50にキットの望遠ズームレンズ50-250mmで2020年5月21日に撮影。ドイツの5月はいつもと同じく美しかった。
2020-12-29 02:00
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コメント(8)
今はフルサイズミラーレスα7RⅢの2台体制を続けています。
この先、もう買い換えることはないだろうなぁと思っています。
年金生活者にはちょっと高額な品になってきました。
それと、だんだん腕も落ちてきています(◞‸◟)
by Baldhead1010 (2020-12-29 04:20)
いろいろカメラやレンズを携えて写していらっしゃることもあまり認識しないわたくし。違いがよくわからないです(__;;;
by mm (2020-12-29 06:21)
ああ、もうカメラ & レンズの沼にどっぷりですね。
レタッチされた写真、ステキです。
こういうのが「作品」と呼べるんでしょうね。
私の撮ったのなんて...
日々努力することを意識しているかどうかで差が出るのでしょう。
私も頑張らないと。
by YAP (2020-12-29 07:53)
カメラについて全く知識のない私にも、思い通りに撮れるカメラを手に入れためぎさんの喜びが良く伝わってきましたよ!写真、ものすご〜く綺麗です。レタッチ後の写真はお洒落でかっこいい。これからもいろいろな写真を見せてくださいね!
by stellaria (2020-12-29 08:43)
ええっと、今年は分不相応なカメラを手に入れたばかりですのに...こういった記事を拝見すると、もうなんかお尻がムズムズと(笑)
そうですか、良いカメラんですねZ50...あれこれあるカメラを売り払って...と、妄想は広がります(笑)
by ナツパパ (2020-12-29 09:18)
カメラは新しい物がいいですね
レンズは古くても良い物が沢山あるので安い物もあるし
俺 普段レタッチって全然しないのでもっと勉強したいんですけど
面倒臭がりさんだから 苦手なままです
by (。・_・。)2k (2020-12-29 14:58)
ミラーレスは、便利ですね。
私は、EOS R で、初めて、α7RⅣ、そして、EOS R5 と使っています。
レンズが、そろっているのが、ソニーですね。Canon は、従来のレンズよりも軽くて、映りのいいレンズを、出そうとしています。ニコンも似た感じかな。
前のレンズと同じでは、誰も買いませんよね。ミラーレスカメラも、熾烈な争いになってきました。カメラ、レンズの開発には、沢山のお金がかかり、一番儲けているのは、ソニー、
ついで、Canon 。ニコンは、厳しそう。昔からのカメラ好きは、ニコンでないと嫌と言う人も沢山いますので、Z7Ⅱ、Z6Ⅱの後継機を、出すのでしょうね。来年が、ニコンの勝負の年になるかな。
by テリー (2020-12-29 23:18)
どんなカメラなのか名前を画像検索し、レタッチとかプリセットとか
単語調べつつ読み進めました^^;。
この中で特に私が気に入ったのは、エジプトガンの写真です。これいいな。
動きがあるものを撮るの、難しいですよね。 一瞬のことだし。
by Inatimy (2020-12-30 00:18)