SSブログ

従妹の家で~食事編~ [食べ物・飲み物]

今日の話は昨日の続き。金曜日に従妹の家を訪ねたときのこと。

メインディッシュの準備を終え、ようやく乾杯。今日はクレマン(スパークリングワイン)で。車で行かなかったのは、飲むからである。
b1.jpg


おしゃべりしていたら19時になり、従妹の息子(24歳)も到着。コロナ騒ぎになってから美容院や理髪店は営業停止措置となり、緩和で再開しても店に一人しか入れないなど厳しい規則があって結局今まで3か月以上髪を切りに行くことができなかったという彼はこの日、今住んでいる隣町からデュッセルドルフに里帰りするついでに馴染みの店に髪を切りに行ったとかで、さっぱりとした顔をしていた。と言っても前回めぎが彼に会ったのはコロナ騒ぎの直前の2月中旬のことで、髪型はその時と変わりないのだが、その後一度も切りに行けなかった彼にとってはものすごくさっぱりした気分だったらしい。
b2.jpg


今回も食事はバルコニーで。できるだけ感染を防ぐために。中も窓全開で換気対策ばっちりだけど、外にはかなわないからね…
b3.jpg


このところ雨が多く雷もあり不安定だったが、金曜日は運よく晴れて、気温も上がり、半袖でもOKなほどだった。
b4.jpg


メインが出来上がるまで時間がかかるので、従妹が前菜を3種類も用意してくれていた。軽く揚げたズッキーニにニンニクとパセリとバルサミコ酢で味をつけたもの、タコのマリネ、赤いパプリカのマリネ。どれもイタリアの味。今日はイタリアンパーティーだからね。どれもとても美味しかった。それに、一人暮らしの従妹がどれほどこの集いを楽しみにしていたかもよく伺えるわね。
b5.jpg


このコロナ危機、めぎはうちにうちのドイツ人がいるからそれなりに気が紛れているし、一緒に食事をするという楽しみも味わえるが、一人だったら…まあ家族とうまくいってないのにコロナで一緒にいなければならなくて辛いという家庭もあるのは承知だけど、そうでない限りやっぱりパートナーと一緒に頑張れるというのは心強いわねえ…

前菜を終えてからメインが出来上がるまで赤ワインでおしゃべり。
b6.jpg


この赤はめぎたちの差し入れ。年末年始に行ったイタリア・プーリア州で飲んで気に入ったのをあとでネットで注文して取り寄せたもの。ミラノ(メインディッシュがミラノ風オッソブーコなのでミラノ)からはものすごく遠いところのだが、まあイタリアンってことで。
b7.jpg


おしゃべりは従妹の息子の仕事(車のディーラー)のこととか、今のドイツの政治のこととか、今の世界情勢とか。従妹も息子も日本には全く関係のない暮らしなので、比較に日本のことを聞かれたり。日本でのコロナの状況はもちろん、日本のコンビナートのこととか、製造業(特に車の会社)と街のかかわりのこととか、政治のこととか、宗教のこととか、色々と。これを写したのは20時45分。まだまだ明るい。
b8.jpg


もちろん日本のことばかりではなくめぎの今の学校での仕事のことなども聞かれたり、従妹の転職活動の話を聞いたりも。緩和で面接もぼちぼち再開しているようで、来週は3か所も面接があるという。ドイツ人って逞しいよなあ、50代半ばになってもより良い待遇とやりがいのある仕事を求めて転職しようとするんだものね。でも、従妹も息子もストレスが多いのか、たばこの本数が今までより多かったなあ…
b9.jpg


夏の外での食事というシチュエーションがたばこを吸いたいという気分を誘う、他に特に楽しみがなく夏の外での食事の後のたばこが何よりもの楽しみ、という風に若い彼は言っていたが、それってちょっとどうなの…?
b10.jpg


若いんだからさあ、もっとどこか冒険に行ったらどうなの、どこに行ってみたい?どこに住んでみたい?とうちのドイツ人は話しかけていたが、でもこのコロナ騒ぎでパッと出かけられるわけでもなく、もう世界中歩き回ったうちのドイツ人はいいけど、これからの若い人には酷な時代になったわね。
b11.jpg


そういえばうちのドイツ人がたばこをやめてからもう3年半になるが、こんなに近くでぷかぷか吸われても自分もという気には全くならないそうだ。懐かしい香りだなあとは感じるものの、それを自分の口の中に入れると思ったら嫌なんだって。

さて、ようやくメインが完成。これを写したのは21時過ぎである。
b12.jpg


オッソブーコにはグレモラータを振りかけて食べる。グレモラータを作ったのはめぎ。レモンの皮のすりおろしと潰したニンニクと平たい葉っぱのパセリのみじん切りを混ぜただけ。このおかげで煮込みのオッソブーコがとてもフレッシュに食べられる。イタリアの知恵というか、ホント食に関してはイタリアンって美味しいわねえ。
b13.jpg


オッソブーコはとろけるように肉が柔らかく、骨の髄もとろりと剥がれて味が凝縮されてて美味しく、食べ終わったらまさにオッソブーコ(直訳すると「穴の開いた骨」)となったのだが、それは撮り忘れ。

ものすごくおなかがいっぱいになったので、しばらくそのままおしゃべりをして、日が暮れてしばらくしてからデザート。これも従妹が作ってくれていたパンナコッタ。日没は21時50分頃で、これを写したのは22時45分。日が暮れると肌寒くなり、めぎは用意してきたフリースを羽織った。
b14.jpg


帰宅の途に就いたのは23時半ごろで、写真は撮っていないがトラムの中にちらほらと人がいた。行き帰りともほぼ誰もいなかった5月初め頃とは雲泥の差である。ホント、緩和が進んだなあと感じた。以上で今回の家族の集いの話はおしまい。
nice!(32)  コメント(9) 

nice! 32

コメント 9

(。・_・。)2k

メイン料理の写真 21時なんですね
光が良い感じに柔らかくて朝日のようで綺麗だなぁ

by (。・_・。)2k (2020-06-22 03:15) 

Baldhead1010

今のスマホはお利口で、料理を撮ろうとすると、彩度を少し上げてくれるお料理モードになりますね。
by Baldhead1010 (2020-06-22 05:05) 

mm

あ、なるほど。それが車じゃない原因なんですね^^ わたくしは昨年12月以来、美容院に行っていないです(-。- なかなか予約が取れなくて、7月上旬に行く予定。
バルコニーにあるのヤグルマギクですよね。そちらにもあるのねぇ~
え、ドイツで蛸? 召し上がるのですか? 確かに蛸はイタリア人と日本人しか食べないと聞いたことがあります。

影が長ーく写る写真って、何だか郷愁を感じます。
by mm (2020-06-22 06:33) 

YAP

日本のクルマの製造業の話であれば、いくらでもできますよ。
表の話から裏の話まで。
by YAP (2020-06-22 08:24) 

ナツパパ

野外の食事がとても素敵です。
いつまでも暮れない夕方のヨーロッパでは、長く楽しめそう。
...それに、蚊も出なさそうですし(笑)
by ナツパパ (2020-06-22 09:27) 

らしゅえいむ

この時間まで明るいというのは
気持ち的に
余裕が持てますね
by らしゅえいむ (2020-06-22 09:47) 

momo

うちの息子もこの2ヶ月で髪の毛がモッサリ(^_^;)
自粛緩和でやっと美容院に行ってきたらやっぱり嬉しそうでした。
私は自分で切っちゃうし染めるけど、パーマだけはかけられない…。あぁパーマかけたーい。このストレートは飽きました。
事後承諾でスミマセン。ルッツィをフェルトで作った記事をアップしたんですが、そこにめぎさんの記事にリンク貼らせて頂きました。よろしくお願いします。

by momo (2020-06-22 20:41) 

miffy

美味しい料理とお酒で話が弾んだでしょうね~
by miffy (2020-06-22 21:46) 

Inatimy

グラスやボトルを通した光がなんて美しいんでしょ♪
オッソブーコ、グレモラータをかけることで色合いも良くなりますね〜。
煮込みって冬のイメージだけど、たっぷりとトマトを使うこの料理、
これからの季節もいいな^^。
by Inatimy (2020-06-23 19:56)