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ペナン島で前半にしていたこと [2018-19年 ペナン島]

今日からいよいよ年末年始のペナン島のお話を。

長い長い旅を終えて飛行機でやっとペナン島に着き、ATMでマレーシアリンギットを確保し、路線バスに乗ってホテルのあるバトゥ・フェリンギという地域へ出発!これは途中のバス・ターミナルから見た景色。おお~ペナン島だわ~~♪
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これがバスの中。ペナン島は大きく言ってマレー系・インド系・中国系が住んでいるところ。空港からタクシーで行くと速いけど、めぎたちは路線バスで現地の人の乗り降りを見ながらペナン島到着をしみじみと味わう時間を楽しんだ。
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1時間半ほどかかってホテルに到着。きゃあきゃあ懐かしい~~いつもと同じホテルで3回目の滞在。リピーターなのでホテルから安いプランを提供されて、繁忙期と言えども普通に取るよりお得だったのが嬉しい。40%オフだったかな。
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部屋にはウエルカムフルーツとチョコレート。ウエルカムドリンクはない。何しろマレーシアはイスラムでアルコール禁止の国だからね。
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豪華ではないが広々と清潔で、このベッドがとても寝心地が良い。腰の痛くならないベッド。ここ、歳を取ってくると特に重要。バルコニーもあって、ゆっくり寛げた。
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めぎたちはここで最初の3泊4日4泊5日はゆっくり休んだ。めぎたちは観光しに来たのではなく休暇に来たのだ。この「休暇」という概念はヨーロッパならではと言うかドイツらしさと言うか。10月以降の激務とトドメの長旅で疲れ切っていためぎたちは、食事の時間と所要で出かけた時間以外はずっと部屋でのんびり昼寝したり読書したりしていた。

この「所要」というのはテイラーにオーダーに行くことと散髪とマッサージ。まず服のオーダーメイドについて。めぎたちはこのホテルで過去2回服(めぎは夏の音楽祭用のドレス、シルクのパジャマなど(毎晩寝るときにこそシルクで贅沢をするのがめぎの流儀)、うちのドイツ人はシャツやスーツなど)のオーダーメイドをしてとても満足してて、今回も是非と思っていたのだが、その以前のテイラーは直前に他に移ってしまい、新たにテイラーを探さなければならなくなった。以前の人はとても良かったし、移ったのはジョージタウンで同じペナン島なので行こうと思えばそこへ行けるのだが、行くのにバスで1時間程かかり、オーダーや仮縫いやさらなる直しや引取などで何度も往復するのは嫌だとうちのドイツ人が却下。うーん、残念。でも、オーダーメイドはペナン島に行く理由の一つだったので、どうしても実現させたい。ドイツで作るよりずっと安いし、ちゃんと生地を選べば品物もよく、自分のサイズに作ってもらえるというのはとても気持ちが良いし、現地の人と触れ合えるので楽しいからだ。そんなわけでめぎたちは滞在最初の2日間ほど(と言っても全部で2時間ほどだけど)ホテルの近くでテイラー探しをしたのだった。今回お願いしたのは中国系マレーシア人と日本人のご夫婦がやっているところ(日本語のサイトも有る!それはこちら)。オーダーしたときは日本人の奥さんのほうが一時帰国中だったが、引取のときには戻ってきていてお会いすることができた。めぎはシルクシフォンのドレス1着、春秋のコート1着、シルクのパジャマ1着、うちのドイツ人はシャツ2着、スラックス1着をオーダーし、全部で3350リンギットほど(9万円弱)。肌触りもよくサイズもぴったりで着るのが楽しみ♪
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次に散髪について。ドイツからマレーシアまで旅に行って散髪?という感じだけど、めぎたちは観光に行ったわけではなく休暇に行ったわけで、いつも忙しくて自分自身に気をかける時間がなく、休暇先で散髪をするのは大いなる贅沢なのだ。髪を切りに行けば現地の人と触れ合えるし、これを楽しみにしてうちのドイツ人は2ヶ月近く髪を切りに行くのを控えて頑張り、めぎはここで2年ぶりに髪を切った。ちなみにめぎは白髪染めをしないため、2年間美容院に行かずとも平気。割と最近日本で女性ジャーナリストだったか女優さんだったかが白髪染めをしない宣言をして話題になっていたようだけど、めぎはもう15年以上前から実践中。人生で一度も髪を染めたことがない。ずっとそのままだと超楽で、年相応でいることの快適さを謳歌している。めぎは職業柄若く見えることになんのメリットもないしね。ここはうちのドイツ人が切ってもらったところ。
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それからマッサージについて。めぎは滞在ホテルの前のビーチで足のマッサージ(指圧)をしているめぎと同年代くらいの中国人夫婦に再会するのをとても楽しみにしていた。ホテルのスパでマッサージを頼むとそれなりのお値段だが、ホテルの外(ビーチは国営でプライベートビーチではない)だとずっと安い。安さを求めればそこら中にマッサージサロンがあるのだが、若いお姉さんにマッサージしてもらうのと違ってこの中国人のおじさんおばさんのマッサージはプロフェッショナルで安心感抜群。クリスマスもお正月も休みなく働きまくるこの二人にめぎはお金を払いたく、滞在3日目に1回、10日目くらいにもう1回と、2回お願いした。
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45分で足裏から膝までマッサージしてもらい、40リンギット。毎回10リンギットのチップもお支払いし、日本円で言えば1350円くらい。これをホテルでやれば5倍はするだろう。肩とか背中はないが、足裏マッサージで全身スッキリ。なにより、波の音を聞きながらマッサージしてもらう時間は格別。究極のエステだった。
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最後に昼寝と読書について。昼寝と読書するならドイツの自宅にいれば良いような気もするのだが、自宅にいるとうちのドイツ人の場合自営業なので仕事しちゃうし、めぎもうちにいるならと採点を伸ばし伸ばしにして休暇前に終わらせるというとてつもなくしんどいことをやり遂げずにいただろうし、食料品調達やら掃除やら料理やら日々の家事もあるし、クリスマスやうちのドイツ人の誕生日で電話もあって対応しなければならないし(ドイツでは誕生日に親戚・友人からじゃんじゃんお祝いの電話が来る)、何も気にせずただ昼寝と読書に徹するなんて言う贅沢はできないのが普通。それが休暇を過ごしにわざわざ出かけるメリットなのだ。しかも光いっぱいで、半袖一枚で体ものびのび。ああ、幸せだったなあ・・・
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つづく
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コメント 8

(。・_・。)2k

贅沢な時間の過ごし方って
こう言う事なんでしょうねぇ
観光も良いけど 暖かいところでのんびりできたら最高ですよね

by (。・_・。)2k (2019-01-12 03:06) 

Baldhead1010

純粋に「休暇」、いいですね。

リタイアした今は、日々、好きな事ができる休暇です^^
by Baldhead1010 (2019-01-12 04:34) 

Inatimy

日常とは全く違った環境で、ゆったりな休暇、いいですね^^。
心身ともにリセットできそう。 ベッドのマットレスの重要性もわかるなぁ。
我が家の休みはだいたい夏は5泊、冬は3泊ほどしか取れないので、
散歩三昧になってしまいます・・・。
by Inatimy (2019-01-12 07:31) 

stellaria

の〜んびりした休暇、素敵です。心も体も奥底からリフレッシュできそうですね。
by stellaria (2019-01-12 08:59) 

mimimomo

究極の休暇、なかなか出来ないですね~ わたくしなど家にいても休暇みたいな^^ 食事の支度で結構忙しいけれど、案外やりたいこともやってるしね。
外で働いている方は、長期滞在型の休暇っていいでしょうね。
by mimimomo (2019-01-12 12:30) 

YAP

こういうところがヨーロッパの人の贅沢な時間の使い方ですね。
日本人が見習わないといけないと思う部分です。
私も今回の旅行では、珍しく同じホテルに5連泊したので、いつもよりものんびりした旅にはなりました。
by YAP (2019-01-12 16:32) 

テリー

普段、忙しく働いている人ひは、ステイ型のリゾートで、休暇を楽しむのもいいですね。私などは、リタイヤしてから、毎日が、ステイ型のリゾートに行っているようなものですから、旅行は、まじめに、観光した方がいいです。
by テリー (2019-01-12 21:08) 

ネム

何もしない休暇、素敵ですよね。
夫は最近、列車の旅に憧れているようです。何日か、列車の中で流れゆく風景をただただ見て過ごす旅に出たい、と言っておりますよ。
by ネム (2019-01-14 00:39)