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ペナン島 ~プロローグ~ [2015-16年年末年始 ペナン島]

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今日からぼちぼち年末年始の旅のお話を。

この年末年始に行ったところはずばりマレーシアのペナン島。4年前と全く同じホテルに10泊。今回泊まった部屋からの眺めはこちら。
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なぜペナン島へ、一度行ったことのあるところへ10泊も?

昨年の春過ぎから計画を立て始めたのだが、当初はタイやミャンマーやベトナム、さらにこちらも再訪になるがボルネオも候補に挙げていた。観光ではなく海辺のリゾートでゆっくりのんびりというのが今回の旅のコンセプト。しかし、いいなあと思うところはドイツからかなり遠い。アジアまで行くのだから飛行機直行でも12時間は覚悟するのだが、良いリゾートはその国の首都に着いてからさらに乗り継ぎ、数時間は移動しなければならないのがほとんど。それが、うちのドイツ人に言わせると、「そんなに遠くに行くには10泊では日数が少なすぎる、できれば直行できるところ、そこから移動するにしても1時間くらいで着くところがいい」と。

うちのドイツ人の希望条件で探すと場所はかなり絞れるのだが、ピンと来る良いところがなかなかない。ここならまあ妥協できるかなと思ったところでも、ホテルが高すぎたり、海側の部屋がもう埋まっていたり。海側の部屋に拘ってホテル移動する、という条件ではうちのドイツ人が首を縦に振らない。彼は到着したらそのまま10泊決して移動したくないのだ。まわりに何もなくてホテルの中だけで10泊過ごさなければならないのも却下。地元の食堂や市場などにできれば歩いて行きたいのだ。そんなこんなであれこれ検討したがどれもイマイチで、クアラルンプールまで直行便、そこから乗り換えるものの1時間で着けて、まわりに地元のホーカーがうじゃうじゃあるペナン島、となったわけである。
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ペナン島なら前に泊まったホテルへもう一度行こう、とすぐに二人で同意。部屋もプールも居心地よかったし、ホテルの朝食が素晴らしかったし、10泊セミスイートに泊まってもそれほど高くもないし、美味しい食堂がすぐ近くにいくつかあったし、行き方ももう分かってるし・・・と。特に、ホテルのテーラーが非常によかったのでそこでまた仕立ててもらおうと盛り上がり、ここに来ることをひたすら楽しみにして11~12月を乗り切ったのだった。
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そうだそうだ、あのパラセイリングをしてみよう、とも。
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ホテルは以前と変わらないこともあれば、以前とちょっと違うこともあり、やっぱり4年分の月日がホテルにもめぎたちにも流れていたのだが、ガッカリすることはあまりなく、色々新たに発見し、大いに楽しむことができた。
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到着したのは12月24日の昼過ぎで、ここまでの写真は初日24日の撮影で、下は25日。こんな風に夕暮れを部屋から眺めたのは実はこの最初の2日間だけ。その後は日々、夕暮れ前に近くの食堂へ移動し、夕暮れを見ながら夕食を楽しんでいたからだ。
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パラセイリングも間近で眺めながら。やってみる前は、どうする?本当にやる?と話しながら、やったあとは、自分たちの経験を元に乗っている人たちの様子を眺めて色々批評しつつ。
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そういえば、この年のクリスマスは満月と重なったとかで、これは26日の早朝なのだが、まだほとんど満月の月を撮影してみたり(この写真のみV3にアダプタで70-300mmをつけて換算810mmで撮影)。38年ぶりのことだとか・・・次にクリスマスと満月が重なるのは2034年とやらで、38年も待たなくても良いけど、さて、そのときめぎもうちのドイツ人も元気で二人揃ってそれが見られるか・・・普通にいけばまだ可能性はあると思うけど、絶対とは言い切れない。そう思うと、この一瞬一瞬は貴重ね。
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日の出は反対側なので初日の出なども全く見ていないが、朝焼けはずいぶん楽しんだ。これは7時半頃。
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これは別の日の朝7時頃。あそこに月が。まだかなり暗い。
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しかし、7時20分にはここまで明るくなる。赤道近くなので、日はあっという間に昇り、すとんと落ちる。昼と夜の切り替わりがあっという間で、それが緯度の高いドイツとは全く違ってて面白い。
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スコールのような雨が降ることもある。(次の4枚は、今回水中カメラとして新しく買ったコンデジで撮影。)
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でも、このあと1時間もすればすっかり晴れるのだった。
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10泊の4分の3くらいの時間をホテルで過ごしためぎたち。部屋では本を読んだり昼寝したりでほとんど写真を撮っていないが、多くの時間を海辺かプールで過ごした。日本のガイドブックにはペナン島といえば世界遺産のジョージタウンで何見てカニ見て・・・と色々載っているが、ジョージタウンはホテルとダイビング、またはホテルと空港の往復の時に通り抜けただけ。観光しに行った訳ではないからだ。それにしてもなんとまあのんびりだらだらしたことかしら・・・
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しかし、実際は意外に忙しかったのだ。毎朝6時45分に起きてシャワーを浴び、7時半頃まだ空いている朝食会場へ行ってお気に入りの場所を陣取ってゆっくり朝ごはんを楽しみ、そのあと海辺でぼんやりし、そのあとプール、すると早くもお昼で何か食べに出かけ、そのあとは昼寝とインターネット、4時頃ホテルで毎日もらえるクッキーと部屋にあったコーヒーでお茶をし、その日によってはまた一泳ぎ、6時過ぎには夕飯を食べに出かけ、8時半頃帰ってきて、またシャワーを浴びたらもう眠くて9時過ぎには就寝・・・という規則正しい日々を毎日毎日繰り返していたのである。どうです?そんな年末年始。掃除もしなくて良いし、仕事のことなどスッカラカンに忘れられて、移動がないからスーツケースを詰めたり開いたりを繰り返す必要もなく、毎日だいたい同じ辺りに食べに行くから現地の人とも知り合いになってちょっとおしゃべりできたりするし。
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ああ、楽しかったな~これはV3での撮影。今回の旅では、プールや海で新しく買った水中カメラを使い、スパイスガーデンに植物を見に行ったときだけ気合いを入れてD600に24-70mmレンズをつけて持ち出した以外、ほとんどV3に18.5mm(換算50mm)の単焦点だけで撮影。軽いし嵩張らないし、そんな気軽さもよかった。V3を買ったときについてきた10-30mmズーム(換算27-81mm)も持っていって、下の写真など撮ってみたのだが、なんだかあまりしっくり来なくて、結局は慣れた単焦点だけで撮影していた。
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撮影: D600 + 24-70mm(F2.8)、Nikon 1 V3 + FT1 + 70-300mm(F4.5-5.6)、AW130、Nikon 1 V3 + 10-30mm(F3.5-5.6)
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Baldhead1010

お天気も含め、旅をじっくり楽しむには連泊は必須ですね。
by Baldhead1010 (2016-01-21 04:31) 

ちばおハム

そうそう、夕日が沈むのが速いっていうのはこっちに来て感じました。
あっという間に暗くなるんだもん。
南国のお話し、楽しみです。

by ちばおハム (2016-01-21 07:51) 

YAP

海外旅行で同じホテルをリピートって、よほど前回の評価がよかったんですね。
しかも、4年経って変わったところがあってもそれが悪い方向ではないというのは、ホテル側の努力もあるんでしょう。
by YAP (2016-01-21 08:25) 

Inatimy

すごく寒い日に見る南国の風景は、体がじんわりと溶けていくようです。
パラセーリングって、すごく高いところまで上がるんですね・・・。
真下を見るのが怖いので想像しただけでもブルブルです。
<スコールのような雨が・・・>の下の写真、パッと見、
モノクロ撮影かと思いました^^;。
by Inatimy (2016-01-21 17:49) 

engrid

あたたかな景色に癒やされます
冷えこんで、空気も張り詰めるような此方
緩やかな空気感が、とてもいいです
忙しく動かない、リゾートをゆったり享受する
いいですね、そうでなくては、そうおもいます
by engrid (2016-01-21 18:34) 

miffy

リゾートでのんびり過ごすのって良いですね~
お気に入りのホテルで毎年過ごしてみたいです。
by miffy (2016-01-21 21:43) 

mimimomo

うちの家族には無理なスタイルですね^^
by mimimomo (2016-01-22 17:50)