SSブログ

ポプラの伐採 [ポプラの伐採]

ax.jpg

今日の話は昨日の続き。この土曜日に一階の家に生えているポプラの老木を伐採した様子を連載中。

いつもハトさんが止まっていた枝・・・これも実は、昔は上へ向かって伸びていた枝が2年くらい前の嵐でこんな風に曲がってしまったもの。数年前にも大きな枝が突然下に落ち、それから嵐の度に枝振りが怪しくなってきたので、このポプラがそろそろ危ないんじゃないかという話になったのだった。一階の人はもう前々から秋の落ち葉の掃除に悲鳴を上げていたが、伐採する決定が下された一番のきっかけは、隣の建物の一階の人が危険を訴えて裁判に持ち込んだことらしい。裁判とあっては大家も放ってはおけなくなったということだ。(一階のうちに招かれてその話を聞いたときのことはこちら。)
a1.jpg


このハトさんの枝が終わる瞬間。
a2.jpg


こんな風に固定されていて・・・
a3.jpg


下でもどすんと落ちないようにロープを引いていて・・・
a13.jpg


ゆっくり下ろしていく。
a4.jpg
a5.jpg


下ろす先は向かいのアパートの駐車場の屋根の上。防護のマットや板が敷かれていた。
a6.jpg


それから下の作業員たちはてきぱきと仕事に取りかかる。
a7.jpg


木を枝と幹に分けて適当な大きさに切る人、枝を下に投げ、薪になった幹を別の荷台に投げ込む人、細かい枝を掃除する人・・・
a9.jpg


枝の方はその場でチップに。
a8.jpg


時々均して踏み固めたり。
a10.jpg


次から次へと太い枝が切り落とされ、それをあっという間に片付けていく作業員たち。協力体制がしっかりしていて、作業員同士のコミュニケーションも良いようだった。
a11.jpg


そしてまた。ハトさんの上の枝も・・・
a12.jpg


こんな風に切られ・・・
a14.jpg
a15.jpg


さようなら・・・
a16.jpg


反対側の枝も。
a18.jpg


切り落とす瞬間に身の安全を図る様子が非常に興味深かった。思い枝はかなりの勢いでバウンドし、幹にぶつかってくる。作業員に当たらずとも、太い幹が揺れるほどの勢いだ。見ていると結構怖かった。
a19.jpg


このような作業の繰り返し。下の枝から順番に上へ上へと切り落としていくのが面白い。たしかに、切った枝を下ろすときにその下に枝があると邪魔になる。全体の3分の1くらい切り落とした11時頃、薪がいっぱいになって一度どこかへ運ばれていった。
a17.jpg


さて、この当たりで突然めぎのD40xが故障。中のミラーが上がらなくなったのだ。シャッターを押しても元に戻らず、仕方がないのでうちのドイツ人のD50で続きの撮影。そうこうしているうちに11時半頃となり、お昼休憩に入った模様。
a20 d50.jpg


↑ね、色合いがちょっと違うでしょ。同じニコンのカメラでも、同じ設定にしても、ずいぶん違うものよねえ。

下の部分が切り落とされてスマートになったポプラがなんだか痛々しい。このまま残しておいても、もうそんなに危なくもないんじゃないの?などと思ってしまう。

親方たち(だと思う)がお昼休憩に入ってからも、弟子たち(それともアルバイトかな)は作業の残りをやっていた。
a21.jpg


つづく。
nice!(37)  コメント(14) 

nice! 37

コメント 14

Baldhead1010

チップはどう処理するんでしょうね。

我が家の小さなチッパーは刃を替えないといけないなぁ。
by Baldhead1010 (2013-02-25 04:46) 

ちばおハム

あああ、やっぱり全部なんですか。さみしいな。

by ちばおハム (2013-02-25 06:04) 

駅員3

私も以前はよく木に登ったので、ザイルとかハーネスの使い方に興味津々です!
by 駅員3 (2013-02-25 08:37) 

mimimomo

住宅地の中での伐採作業は大変ですよね~
by mimimomo (2013-02-25 09:03) 

luces

存在感のある木が無くなって寂しくなりますね。
年月のたったポプラは倒れやすいそうなので、しょうがないのでしょう。
ずっとこの木に来ていた鳥たちは休むところが無くなって困ってしまい
そうですね。
by luces (2013-02-25 09:29) 

テリー

木にも寿命がありますから、やむをえないのでしょうね。鳥さんには、気の毒ですがーー。近くに、背の高い木は、ないみたいですね。
by テリー (2013-02-25 10:58) 

Bonheur

木には命が宿っているような気がするためか、切られている姿を見るのが切ないです・・・ 
by Bonheur (2013-02-25 11:42) 

rino

バルコニーからの景色が随分変わってしまいますね。
残念ですけどね。
これだけの木を切るのって大変な作業ですね。
そちら、まだまだ寒そうですね。ドイツ人さんもお体回復されて良かったです。
by rino (2013-02-25 16:38) 

Inatimy

これだけでも、お向さんの窓が直接見せるようになって・・・。
全部切っちゃったら、今まであった木がないから物足りない感じがするでしょうね。
でも日当たりの面では下の階のお家にとって良いのかな。
幹から下の根っこの部分はどうするのかしら。 残すなら、また新芽が出て育つとか。
by Inatimy (2013-02-25 17:06) 

ぽりぽり

これだけの大木だと、人手の数も装備も大掛かりですねぇ。玉切りにした木材は薪ストーブ用で、チップは、ペレットストーブ用かも? 有効利用されると良いですね。めぎさんのD40xが早く修理出来ると良いですね。
by ぽりぽり (2013-02-25 20:08) 

miffy

木のままでなくその場で処理していくのですね。
合理的ですね。
by miffy (2013-02-25 20:51) 

ナツパパ

あ、本当に伐採されてしまうのですね。
無くなってしまうのは寂しいなあ。
by ナツパパ (2013-02-25 21:17) 

HIROMI

全体像を見てみたら、とっても高い木だったんですね。それがよく分かりました。
by HIROMI (2013-02-26 00:41) 

もんとれ

枝の間から見える夕焼け、晴天の昼下がり、旅に出る朝の空気、夕立、さりさりと降る雪、伴侶を亡くした鳩。此処の記録に残っているめぎちゃんの窓景。我々の記憶。次の夕焼けはどう見えるんだろうね。
by もんとれ (2013-02-26 03:35)