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大晦日から元旦にかけて [文化の違い]

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大晦日に友人で集まってカウントダウンどんちゃんパーティーをするのがドイツ。でも、めぎ家はそういうどんちゃん騒ぎが苦手なので(というか歳かしらねえ・・・めんどくさくて)、うちでまったり二人で年越しすることにしていた。大晦日の夜は何食べる?と相談されたとき、めぎが作ると断言。ずっと前に日本の友人にプレゼントしてもらったこれを是非使いたかったから。
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そう、生春巻き。ちょっとパーティーっぽくなるし、美味しいし、うちのドイツ人もベトナム料理が好きだし、この機会に是非、と思ってたの。本当は北海の小エビを買ってきて中に入れようと思っていたのだけど、スーパーでは売り切れ。だから、鶏肉を用意。
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うちのドイツ人は、挽肉にアジア風の味付けをして料理に参加。彼はホント料理好きだわねえ・・・いや、めぎには任しておけない性分なのかも。
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その他、特別なものは買わずにうちにあるものを用意。パプリカはクリスマス前にいつものマルクト市場で買ったもの。ネギとミントもクリスマス前にエビを買った魚屋さんの向かいにあるアラブ人のお店で買ったもの。春雨は半年くらい前にアジア食材店で購入したもの。
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肉類を焼いて準備完了♪
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クリスマスと同様ドイツのスパークリングワインHenkellで乾杯。生春巻きのソースはアジア食材店で買ったタイのチリソース。
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ぐるぐる巻くのが楽しくて♪
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手巻き寿司みたいな感覚で楽しく食べた。うちのドイツ人もとっても楽しそうだった。この生春巻きの皮を日本から送ってくれた友人に感謝。(皮はこちらのアジア食材店でも買えるが、見たところ質が全然違うようだ。いただいたこの皮は丈夫で使いやすかった。)
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いつも夕食後はそれぞれの部屋でそれぞれ好きなことをしているめぎ家。この日もいつも通り。ただ、カウントダウンの頃に年越しそばを食べてもう一度キッチンで乾杯しよう、と話していたのだけど、11時過ぎになってうちのドイツ人が「もう眠い」と。あはは、歳ねえ、早寝早起きなのよね。そんなわけでそばは欲しくないと言われ、軽く乾杯のみしてうちのドイツ人は就寝。めぎはブログのためにこちらを撮影。これ、夜中0時過ぎのデュッセルドルフ。30分くらいこんな感じが続く。(映像はかなり大きな音が出る。最初はピントが合っていない。)



年越しの花火というのは見に行くものではなく、自分で打ち上げるものなのだ。めぎ家は今回買わなかったが、年末28日くらいから31日にかけて、スーパーではこういう花火が売られる。(写真は2枚とも2年前のもの。)
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日本で夏に売られている普通の花火・・・つまり手に持って下に向けて持つ花火はなく、爆竹かロケット型。ちなみににドイツで花火が売られるのは年末のこの時期のみ。法律で売られる時期と打ち上げてよい時期が決められていて、たとえ余っても次の大晦日のカウントダウンまで打ち上げてはならない。
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こんなのがそこらじゅうからバンバン打ち上げられていて、めぎ家のバルコニーにもパラパラと何か落ちてきてアブナイ。次の日に見たら、花火の破片やこんなものまで落ちていた。
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年明けは雨だった。
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椿、無事に咲くかなあ。
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あのハトさんはあの花火の中無事に年越しした模様。
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雨の中、小さな鳥さんたちが賑やかだった。その様子もビデオ撮影。こちらは音が小さいので音量を上げてどうぞ。



元旦の朝はいつものごとくカフェオレのみ。お昼頃、うちのドイツ人にそばじゃなくてこれが食べたい、とリクエストされたのがこちら。
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そのようなわけで、元旦最初のめぎ家の食事はインスタントラーメン。ね、この国でいかにお正月がなんの意味もないか、お分かりいただけるでしょ。隠れちゃったけど卵入り。緑の野菜はラプンツェル。うちのドイツ人はラプンツェルに火を通すのが嫌いなのでネギにしたが、めぎはこのさっと火を通したのが美味しいと思う。
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そして元旦の夜。おせちが食べたいというめぎのリクエストでめぎの母が日本からいくつか物資を送ってくれていた。ほんのちょこっとつまみたいだけなので、全てレトルトの出来合いを送ってもらった。年内に届くように送ってくれた母に感謝。
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それを、めぎが以前日本の指導教授から譲り受けた重箱に。ぎゅうぎゅうに詰めても食べきれないし、うちのドイツ人も一度ちょこっと箸をつけるだけで十分なので、すかすかだけど。
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それでもうちのドイツ人は日本のお正月の過ごし方に敬意を払って部屋着から外出着に着替えて食事に臨んだ。(反対にクリスマスイヴとクリスマスの食事はめぎもその伝統に敬意を払ってうちの中だけどパーティー用のワンピースを着用している。)最初はプロセコで乾杯し、その後とっておきの日本酒を熱燗にして食事。
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そして、唯一めぎが作ったもの・・・お雑煮。昆布とアゴで出汁を取り、母が送ってくれた餅を焼き、母が伯父の実家のある天草で買ってきてくれたという鯛のかまぼこを切り、セリも三つ葉もないのでネギを切り、柚子はないのでレモンの皮を。盛りつけ、ぐちゃぐちゃだけど、あっさりして美味しかった。
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以上、めぎ家のお正月はこれでお仕舞い。2日からは通常通り。めぎもうちのドイツ人もうちでだけど仕事を始めたし、夜はうちのドイツ人が普通のいつもの食事を作る予定(追記:秋に作り置きしたトマトソースのスパゲティだった)。それにしても用意したそば、いつ食べようかなあ・・・まあ、乾燥麺だからしばらく保つけど。
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Baldhead1010

飲み疲れています^^;

カレーやラーメン・うどんが欲しくなります。
by Baldhead1010 (2013-01-03 04:44) 

Inatimy

生春巻、楽しそう♪ 一緒に下準備するところからがもうイベントで。 
カラフルな中身が見える透け透け感が食欲そそりますね。
花火はオランダでも売られる時期と上げていい時期が決まってましたが、
ドイツと違うところが、売ってるのは自転車屋さんだということ。 お国柄ですね。
めぎさんのお正月は我が家よりちゃんとした日本風で素敵♪
さっと火を通したラプンツェルは私も好きです。
by Inatimy (2013-01-03 06:39) 

ちばおハム

花火をあげるひが決まっているなんて、さすが合理的。
生春巻きとてもおいしそうです。今度真似てみますね。
by ちばおハム (2013-01-03 06:51) 

HIROMI

いえいえいえ、ちゃんとお正月しているではありませんか。
生春巻きは、昔チャレンジしたんですが、戻すのに失敗しました。質の悪いものだったのかな?
by HIROMI (2013-01-03 07:51) 

Bonheur

どれもおいしそう~。今日は生春巻きの気分になりました。いつもお店で食べてますが、皮を買ってきて家でやろうっと。
めぎさんのお宅は、お互いのことはもちろん、お互いの文化をも、とても尊重されていて、素晴らしいなあといつも思います。精神的に成熟されたお二人、素敵です。
by Bonheur (2013-01-03 09:07) 

みーこ

今年は丁寧に暮らすことを心がけます☆
by みーこ (2013-01-03 12:44) 

もとこさん。

日本でもすっかりお正月色が薄くなりましたね。家でも元旦の朝にお雑煮をいただいただけで、後は家で仕事や雑用。曲がりなりにも母がおせちを作って、父からお年玉をもらい、新年会で親族が集まっていた頃が懐かしいです。
めぎさんとドイツ人さんの意味深い新年の食卓に、私からもおめでとうございますのひとことを送らせて下さい。
by もとこさん。 (2013-01-03 15:33) 

YAP

自分でくるくる巻くのが楽しくておいしさ倍増ですね。
ご自宅でもきちんと正装してクリスマスやお正月のお食事に臨むというのがすばらしいと思いました。
心までしゃきっとしますね。
by YAP (2013-01-03 18:49) 

miffy

生春巻き、彩りも綺麗で美味しそうですね。
そういえば、子供の頃はお祝いの日には家の中でも
きちんと正装してお食事してましたね。
by miffy (2013-01-03 20:31) 

mimimomo

生春巻き大好きです。
海老やスモークトサーモンなんかを使います^^
うちのお正月よりお正月らしいですね~
by mimimomo (2013-01-03 21:00) 

hideyuki2007y

袋入りのインスタントラーメンも、時々なら気分が変わって美味しいです。最近袋入りに新製品が出て、市場が再活性化しているそうです。とんこつラーメンンの本場福岡でも、しょうゆラーメンが食べたくなることがあるので(笑)。
by hideyuki2007y (2013-01-03 21:07) 

ふーみん

素晴らしいですね。
正装してお食事いいですね。
エプロンも取らずにお雑煮祝ってました。
by ふーみん (2013-01-04 20:50) 

ぽりぽり

即席ラーメンは、時によって、代え難い満足感が得られますよね。雑煮の汁は、お母さんの味でしょうか? 
by ぽりぽり (2013-01-04 23:14)