グラン・プラスのホテル

現在、年末のブリュッセル一泊旅行を連載中。

限られた時間でブリュッセルを堪能するにはここに泊まるのが最も良いかしら、と選んだのがこちら。



全体像を写し忘れたのだが、これはグラン・プラスにあるブラバン侯爵の館という建物の中のホテル。ホテルの名前はサン・ミッシェル。ホテルのホームページはこちらをどうぞ。

中はとってもヨーロッパ、つまり、一見エレガントで素敵だけど、とっても古い。ロマンチックだけど、シャワーはお湯が出てくるまでに3分間。それでもある程度の湯量があったから良しとするかな・・・3分くらいしたらまた冷たくなっちゃったけど。



でも、ここからこんなのが眺められるんですから！



左側には市庁舎が。



てっぺんにあるのは、ブリュッセルの守護聖人である大天使ミッシェル（＝ミヒャエル＝ミカエル＝マイケル＝ミゲール）と竜。サン・ミッシェルはセイント・マイケルだし、ザンクト・ミヒャエルだし・・・と同じ大天使が国によって別人みたいね。



市庁舎のお隣には白鳥の館。miffyさんがお食事なさったというところですね♪



そのずっと上にはこんな金ピカがあるんですが・・・



その足元の裏にはこんな木の古い入り口。そう、これがブリュッセル。すごく綺麗なエレガントなものの裏に、あれ？と思うような古いものや汚いまま放置されているものがある。



広場の右側には王の家。



す、すごい人・・・！！！！



そして、向かいにはこのような家々が。他の大きな建物に圧倒されてなかなか目が向けられないけれど、これがかつてのブリュッセル市民の典型的な家の形。ここのは、商いを営む人たちのギルド・ハウス。



もちろん、ここのは今や歴史的建築物だけど、今も尚こういうところに多少の（否、かなりの）不自由さ・不便さを甘受しつつ住み続けている人がいる。こういう古い建物で、シャワーなどが普通に機能するはずはないのだ・・・だって、こちらはカルキが多くてお湯の配管はもう何百年ものカルキが貯まりに貯まってしまっているはずなのだから。石造りの家ではその配管を取り替える工事もままならないし。そして、こういう何百年も前に建てられた家は、電話やインターネットに対応することなど考えて作られたはずもなく、電気がきちんと配線されただけでも素晴らしいと考えなければならない。それがヨーロッパの大都市の姿。

さてさて、多少の不便さはあっても、ホテルの部屋からグラン・プラスを堪能できる気持ちよさ。ブラバン侯爵の館は正面から見ると大きな邸宅に見えるけど、内部は細長く仕切られてて、縦長の建物がくっついて立っていて正面のファサードのみつながっている感じ。このホテルも縦長で、広場側の部屋はほんの数室。上の部屋を妹たちに、めぎたちは下の部屋を。広場側の部屋を2部屋取ることができてよかった♪　上に揚げた部屋の写真は妹たちの部屋。めぎたちの部屋は撮り忘れ、この下の写真だけ。似てるけど微妙に違う作り。シャンデリアが違うでしょ。



ところで、グラン・プラスでは1月3日までだったかクリスマスの光のイベントが。



とっても綺麗だったんですが・・・



うるさいの！この安っぽい音楽はちょっと考え直した方がいいんじゃないかしらねえ・・・

ダウンロードは🎥こちら

夜中近くまで変な電子音楽でうるさくて、そのあとも酔っぱらった人々の怒鳴り声などで夜通しうるさくて、ようやく静かになったと思ったら早朝に清掃車がやってきて大きな音を立てながら広い広場を時間かけてくまなく掃除・・・広場側はうるさいだろうとは思ってたけど、クリスマス期間だから空いててそうでもないかな、と誤算。でも、妹たちは時差の疲れもあってか爆睡して気にならなかったとか。このホテルをご検討の方はその辺もどうぞご考慮を。

コメント 26

この広場に面してるとは、シャワーの水の出が悪くても泊まってみたいです。
by Krause (2010-01-14 02:53) 

地震のない国っていいですね。
by Baldhead1010 (2010-01-14 05:53) 

うるさくても一度はここに泊まってみたいですね～。
by 母ちゃん (2010-01-14 06:02) 

ここに泊まれば、テレビ等で見る度に旅を思い出しますね。
少人数のクラシックでも流れているのが、
よその国からの旅人にはありがたいですね。
by manamana (2010-01-14 06:58) 

一等地のホテルですね。
外の騒音は．．．古い建物だと、遮音も難しいのでしょうね。
by YAP (2010-01-14 08:02) 

素敵なホテルですね！
一度は泊ってみたいです♪
by piano (2010-01-14 09:13) 

びっしりと家が隣接してるんですね。
ちょっとヨーロッパのこういう家ってあこがれますが、お湯がでないのは・・・きびしい>0<!!

by kanadian (2010-01-14 09:22) 

眺めは最高！こんなとこ、泊まったことない。
いつも貧乏旅行なもので。
音楽がうるさいのは、もうどこでも同じですかね。
by おじゃまま (2010-01-14 09:39) 

グランプラスを一望できるローケーションは素敵ですね。
東京にもディ○ニーランド界隈に似たような景色がありますが、
ここは紛い物ではないのですし。
その景色があるのでしたら、一晩だったらガマンできそう．．．
それ以上はちょっと．．．軟弱者ですので（笑）

仰っていた清掃車はこちらでのことだったんですねえ。
うーん、地下鉄工事以上に大変そうですよ。

by ナツパパ (2010-01-14 10:12) 

とってもヨーロッパ・・・よく分かります＾＾
アメリカとの一番大きな差でしょうね～
でも街中が高いところから居ながらにして見られるって
少しの不便さはしょうがないですね～それも一泊程度だったら。
by mimimomo (2010-01-14 10:26) 

騒々しくてもとってもうらやましい・・・。
金ぴかは定期的にお手入れされているんでしょうか。
by ゆっきぃ (2010-01-14 12:06) 

すごい素敵な景色が見れるホテルですねぇ~
古くっても一度は泊まってみたいなぁ(^^)
by いとお (2010-01-14 12:10) 

古いからこその良さもきっと発見できるかも、やっぱり行ってみたい！泊ってみたいですよね。ヨーロッパらしくってステキ（*^_^*）
by マリエ (2010-01-14 13:52) 

にぎやかな音楽と酔っ払いの大声は興ざめしますね～(ーー;)
やはり、観光地なんですね。残念！
by あかえび (2010-01-14 15:01) 

石造りの建物は長持ちするけど、そんな弱点があったのですね。ホテルも泊まるよりも眺めているのが良いのかもしれませんねぇ。それにしても、こんな重厚な雰囲気の広場は、一度行ってみたいです。
by ぽりぽり (2010-01-14 17:04) 

キャ～～～♡
憧れちゃうじゃありませんか！
私・・・何にも文句言いませんから連れて行って～☆
by 甘党大王 (2010-01-14 17:11) 

グランプラスで泊まれるとこあるんですねー。
初めての一人旅行でブリュッセルに来た時
このグランプラスを写生し始めましたが
人が多すぎて止めた記憶があります。
by くろた (2010-01-14 18:04) 

古き良き雰囲気か・・・便利で機能的か・・・
どちらにするか迷いますねぇ。
かといって、中間のものを選ぶと、どっちつかずだったりするし。
１泊だったら、がんばって古いのに泊まってみようかな。
・・・でも、古い日本の旅館ってその点、やっぱりスゴイなぁ・・・。
by Inatimy (2010-01-14 20:20) 

グランプラスが眺められるホテルなら少しくらいの騒音は我慢します～
ブリュッセルって防音をあまりしないのか新しいホテルでも外の音が良く聞こえました。
by miffy (2010-01-14 20:51) 

ブリュッセルはまだ行ったことが
ないので、見ていていいなぁ。。と
思っちゃいますが、騒音がひどいのですか。。
そう言えば昔お正月に止まったミラノのホテルも
乾杯の大合唱が聞こえていたっけ。。
by ケイクス (2010-01-14 22:11) 

ホテルは広場に面していて、観光には一等地ですね。古い物を大切にする欧州ですので、お湯の量が少ないのは辛抱ですよね。
by たいちさん (2010-01-14 23:25) 

＞みなさま
グランプラスのホテルの話にコメントとniceをありがとうございました。
このホテルの値段は、季節にもよると思いますが、この広場側の部屋は一部屋140ユーロでした。日本円に換算すると、一人当たり9千円くらいです。決して泊まれない額ではないですね。ちなみにホテル代はこの5年間に非常に高くなりました。昔は一泊20マルク（＝10ユーロ）でB&Bのようなところをたくさん見つけられましたが、今はユースでも一人一泊20ユーロ以上、ペンションなどでもEU内は二人で最低80ユーロくらい出さないと泊まれなくなってきています。これが8年前は二人で50ユーロも出せばかなり贅沢気分でそこそこのホテルに泊まれたんです。すごい物価の上昇ですね。まあ、一流のホテルは今も昔も300ユーロ級ですけど♪
そして、二人で80ユーロのペンションなどは、日本の感覚で最低基準として期待する設備やアメニティの足元にも及びません。めぎ家の旅行では、常に歯ブラシやシャンプーなど持参です。タオル持参のこともあります。このグランプラスのホテルは「ホテル」という名がついてますし、一泊二人で140ユーロもするので、タオルやシャンプーはもちろん、バスタブがついてましたよ♪　（歯ブラシは普通ヨーロッパのホテルには常備されてません。）部屋もそこそこ広くて、書き物机の他に安楽椅子とテーブルのセットも置かれてましたから、相当贅沢な雰囲気でした。
でも、結構エレガントな雰囲気のバスタブの中で3分間震えながらお湯がで得てくるのを待っているというのは、ちょっと悲しいものがありましたねえ。シャワー浴びるのをやめればよかった・・・と思いましたよ。ま、そういうことはよくあるので、あまり期待していないんですがね。ブリュッセルという大都市のど真ん中のホテルですから、古いのを売りにしているのであって、決して機能は期待できません。
でも、一泊くらいだったら体験してみるのも悪くないですよね。これがヨーロッパなんだなあと実感できます。ここはずいぶんいい方ですから、初体験としてはかなりお勧めです。朝食も美味しかったですし、やっぱりこの立地が最高です。部屋数が少ないホテルなので、ツアーでいらっしゃった場合にはなかなか泊まれないのではと想像します。フランス語は相当なベルギー訛りだったようです。英語は意志は通じるという印象です。
by めぎ (2010-01-15 05:20) 

私も大昔にグラン・プラス近くのホテルに宿泊し、ムール貝をバケツで食べたことがあります＾＾
もうホテルの名前は覚えていませんが、モダンなホテルだったような気がします。
小便小僧のチャームを買い、ブレスレッドに付けたものは今でも私の宝物です＾＾
by maki (2010-01-16 01:00) 

＞maki様
いい思い出が残っていらっしゃるようでよかったですね。
グランプラスの辺りにはホテルがたくさんありましたよ。
by めぎ (2010-01-16 04:05) 

グランプラスに面して泊まれるホテルがあったのですね。
これは限られた滞在には最高のロケーションですね！！
10年程前にクリスマスにちょうどグランプラス周辺に泊まったのですが、そのときはこの広場にスケートリンクが特設されていました。
by rino (2010-01-17 08:29) 

＞rinoさん
そうなんです、グランプラス周辺にはホテルがごまんとありますけど、面しているというのはここだけ、あともう一軒アパルトメントがあるようでした。アパルトメントの方は内装がかなり現代調で、この広場の雰囲気と合わないなあと感じてやめました。数日泊まるならそちらの方がお勧めかも知れません。ちょうど、すごい人、と書いた写真の辺りにある建物にアパルトメントが入っているようです。
by めぎ (2010-01-17 11:50)