工場とインフラ [ルーマニア]
ルーマニアには、かなり無造作に工場が建っている印象。
工場のある辺りは写真撮影禁止の看板が出ていることも多く、近くではなかなか写真が撮れなかった。
撮影禁止と言えば空港周辺も。ルーマニアでは飛行場や飛行機の発着陸などを撮影することは全くできない。
工場は、かなり設備が古そうに見えるものが多かった。撮影できなかったが、長い長い管が錆び付いていて、大丈夫なのかなあと感じたり。けっして環境保護などに感心があるようには見えない雰囲気。これから安い労働力を求める外国資本がどんどん入って、いったいどういう設備の工場をここに造るつもりやら。安いってことは、人だけでなく設備もお安く作るってことじゃないのかしら。ドイツや日本だったら環境保護規制でお金がかかるから、こういうところで適当に・・・なんてことのないように願う。
畑の向こうに大きな工場地帯。
ドナウ川の支流がたくさんあって、物資を運ぶのには便利なのだろう。
電信柱も非常に多かった。
あちこちにコウノトリの巣がある。見慣れてしまって感動しなくなったほど。その左には、建築途中で放棄された家。そういうゴーストハウスがたくさん。
↑ 車のガラスが反射しちゃって、まさにゴーストって感じ。
幹線道路沿いにはキオスクやファーストフードのような簡単なお店が並んでいる。
こんな大型車も通る(止まっている)幹線道路だが・・・
こんな方も通る。
最後に、ちょっとほのぼの、子育て中のコウノトリさん。
まだ自然がたくさん残っているルーマニア。ここはデルタ地帯のすぐそば。汚染物質がデルタに流れ込んで鳥たちが迷惑を被ったりしませんように。
明日は電車。
2009-06-04 02:00
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コメント(21)
これから発展していくのならば、基準は先進国並みで
発展していって欲しいですね。無秩序のまま発展していって、
環境問題でまた諸外国が増資して、となったら、なんか無駄。
近くに畑が広々と広がってるんですから。ご飯は大事。
前記事のガソリン代。スイスで150CHFで、フランスは
それよりも高いです。ドイツも高いんですね。環境のためには
いいのかな。
by どらっち (2009-06-04 05:57)
ルーマニアの写真、どれを見ても興味があります。
by Krause (2009-06-04 07:09)
気軽な気持ちで飛行機や工場の写真を撮ると、
警察に連行されてしまうのですね。
自分なら、ついつい電車の写真をぱちぱち撮ってしまいそう。
by manamana (2009-06-04 07:39)
船運は一度に大量に運搬できてコストも安いですから、
ドイツやフランス、ベネルクス3国でも運河や河川を使った船運は
盛んですものね。
黒海やドナウ川を使う船運とそれに便利な立地の工業地帯、
昔からなんでしょうね。
by ナツパパ (2009-06-04 08:11)
写真撮影が制限されている場所が多いというのは、共産圏の名残なのでしょうか。
EUとはいっても、住んでる人たちにも戸惑いがあるのでしょうね。
by YAP (2009-06-04 08:20)
おはようございます^^
工場や空港が撮影禁止と言うことは、まるで昔の共産主義がそのまま残っている感じですね~
外国資本をいれ少しでも国が豊になるためには、他国からの工場誘致が一番手っ取り早いかも。
中国あたりの企業は環境汚染に鈍感かもしれませんが、もう日本企業はそんなことはないと信じたいです。
by mimimomo (2009-06-04 08:45)
すこし前までは、「遠いところで起こっていること」 なんて意識でしたが、
地球として環境を考える必要を感じます。
こんな古い工場の環境対策は信用できないので、不安になりますね。
by くっさん。 (2009-06-04 09:03)
電線や電信柱の風景は、日本と似たところがありますね。
by 夢空 (2009-06-04 11:08)
これから発展する国は環境まで手が回らないのが現状でしょう。環境の保全は資本を入れていく側の責任でもあるわけですから、良く目を配って問題のある企業を排除していくことが僕達の責任でしょうね。
by luces (2009-06-04 12:09)
ドナウデルタに近いとの事、環境汚染は特に心配ですね。
水鳥の楽園が汚染されませんようにと願うばかりです。
by やよい (2009-06-04 12:36)
ホント発展途上って感じがしますよね。
こういうコウノトリって
今住んでいるところでは全く見ないですね(^^;;
by いとお (2009-06-04 13:33)
飛行機なんて、つい撮ってしまいそう!
その土地の事を知っておかないと大事になりそうですね・・・。
ちょっとドキリとしました。
by nao (2009-06-04 16:56)
建築途中で放棄された家は、勿体無いないですね、この
国では、どういう契約で、仕事をしているのでしょうね?
昔、韓国に旅行した時には、何処も撮影できませんで
したが、他の国では、やはり、フランスのドゴール
空港で、撮影しょうとしたら、警察官が、飛んできました
が、それ以外の国では、部分的には撮影禁止の
所がありますが、少ないですね。
by wakatate (2009-06-04 17:45)
豊かな生活を求めて機械化が進むと、その一方で環境破壊も進みかねないし、ちゃんとした計画が必要になりますね。
まだまだ手の加えられていない国だからこそ、開発と保護のバランスをうまくとって、この先、自然との共存の道を歩んでいってほしいです。
by Inatimy (2009-06-04 17:48)
旧ソ連の国と似たような工場の作り方ですね。
軍事施設や空港、工場の写真が撮れないのも社会主義国や旧ソ連の国々と同じですね。
これから発展していく上で美しい自然を破壊するようなことがありませんように・・・
by miffy (2009-06-04 18:33)
コウノトリがいつまでも暮らせる街である事を願いましょう。
by あかえび (2009-06-04 18:56)
殺伐とした工場の風景にちょっと不安が・・・・撮影禁止というのも恐いです、日本はなんでもごちゃごちゃしてるし、結構自由だし(*^-^)
コウノトリを見てホッとしました。
by マリエ (2009-06-04 19:42)
工場や空港の外観が撮影禁止とは、戦時体制のようですね。
ただ、コウノトリの子育てには和まされますね。
by たいちさん (2009-06-04 22:18)
以前、ルーマニアの病気の孤児の支援をしている人に
話を伺ったことがあります。
病気(エイズ)にかかったのがわかって親が子供を捨てたと聞き、
心が痛んだ記憶が蘇りました。
「ルーマニア」と聞き、つい… 失礼いたしました。
by Wendy (2009-06-04 22:51)
コウノトリが普通にいる環境、うらやましいです。
by とよっち (2009-06-04 23:41)
>みなさま
ルーマニアの工場とコウノトリその他の話にコメントとniceをありがとうございました。
禁止事項や貧困で窮屈な人間と、のびのびゆうゆうとしているコウノトリの様子が非常に対照的な国でした。ドブロジャ地方ではコウノトリの巣が至るところで見られます。
豊かな自然を大事にして観光立国するか、広大な土地に工場を建てて経済発展を目指すか、農業の効率を上げていくのか、この国は今後どう変わっていくのでしょうね。
by めぎ (2009-06-05 05:17)