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ドブロジャ地方2(村の様子) [ルーマニア]

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本日は、ルーマニアのドブロジャ地方の村の様子をお見せしつつ、めぎのルーマニアに対する複雑な思いをつれづれに。いつもと違って重たいテーマなので、お疲れの方は写真だけをどうぞ。
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ルーマニアについて書こうとすると、自分の文才の無さに愕然とする。どうしたらこの現状を正確にお伝えできるのか、全くもって分からない。語彙力も表現力も欠乏していて、それは自分自身が無知だったからだという現実にも愕然とする。
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めぎは、ルーマニアをヨーロッパの一部、EUの仲間入りを果たした国、というふうにしか見ていなかった。旧共産国と言えば東ドイツも同じことで、旧東ドイツは未だ旧西ドイツ側と比べると復興が遅れているけれど、基本的な西側の、つまり先進国の生活水準は一応保たれている。ルーマニアへ行くにあたり、旧東ドイツよりちょっと復興や開発が遅れている程度、例を挙げればポーランド程度を想定していたのであって、発展途上国へ行くつもりでは全くなかった。
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地理的にはルーマニアはトルコのすぐ近く、海を渡ればグルジア、つまりほとんどアジアのような、ヨーロッパの地の果てだと言うことはもちろん分かっている。その中でもドブロジャ地方は最も東で、もともとトルコ人やロシア人、さらにジプシー(この言葉はドイツでは差別用語なので使ってはいけないが、日本語では分かりやすいので使用する)が多い地域。もともと貧しかった上にチャウシェスク時代にもインフラ整備に取り残されたそうで、ドラキュラで有名なトランシルバニア地方のような美しい街並みが残っているわけではない。
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しかし、ひたすら無知だっためぎは、EUの仲間の国と言えば、ドイツ国内旅行と大差ない気分だったのだ。スペインやオランダやチェコへ行く気分と同様だったと言えば多少想像していただけるだろうか。
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もっとわかりやすく言うにはどうしたらよいだろう。ルーマニアはドイツの隣の隣の隣の国。国は違うけど同じEUの国。ということは、東京から福島、新潟、富山、岐阜、愛知辺りに旅行する気分と同じ。日本国内でも歴史も文化も違うし、東京のギガントな発展と他県の現状とは全く違っているから、ちょっと違うものに触れたいという旅情を求めて他県へ旅行に行く。でも、基本的な生活水準は日本国内ならそれほどの差はない。他県に行ったらほとんど車が無くて、あってもたいてい60年代のであちこち壊れてて、みなさんロバの引く荷車に乗ってました、なんてことは絶対にない。それと同じような気分だったと想像していただければ分かるかしら。
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要するにめぎはけっして、発展途上国のまだ観光地化されてない奥地の村に行くようなつもりではなかったのだ。しかし、ルーマニアのドブロジャ地方は、それにほぼ近い暮らしである、と言えなくもないのが現実だった。それになんと言ってもここは、冬には雪が積もる寒い地域。この住まいで寒さをしのいでいるのかと思うと、なんと言って良いやら・・・
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小さな村にも教会があって、それはとても立派。教会については改めて詳しく書くつもりだ。村には新しめの家が建っている場合もあるが、建築中の新しい家が途中で放置されたままになっている例も多く、経済がうまくいっていないことが伺えた。
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この写真だけを見ていると、牧歌的な感じや古き良き時代の懐かしさが感じられる。それに、たしかにここに住む人たちにとってはこれが現実で、この生活にある程度満足している雰囲気もあった。悲壮感が漂っていたわけではない。ただ、忘れてならないのは、彼らは選んでこの生活をしているわけではないということだ。例えば、環境保護のために機械化導入を見送ったわけではない。民族の歴史的文化を守るためにこの住居を維持しているわけでもない。ただただお金の余裕が無くて、選択の余地無くこの厳しい生活を続けている、ということだけだ。
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ルーマニアの、家族みんなで力を合わせる生活は非常に大変とはいえその流す汗は美しく、今日の写真から見える暮らしぶりも、世界中の生活が画一化して行っているこの世の中では非常に価値のある貴重なものだと言うことさえ、見方によってはできるだろう。これは、昔の生活を博物館で復元したものではなく、本当の現実なのだから。ドイツや日本の50~60年前、約2世代前の生活をしている人が、ヨーロッパ内に存在する・・・それが、現実なのだ。
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しかし一方で、ルーマニアは国としてはEU入りを果たし、その結果EUは巨額投資をしてルーマニアに高速道路を造ったりなどの援助をしている。調印だけはなんとシェンゲン入りも果たしている。簡単に言えばシェンゲンというのは通貨をユーロで統一し、国境のパスポート検査も廃止して国内旅行扱いとし、したがってどこに行っても同じインフラと生活水準を約束する協定。だから、ルーマニアは目下通貨をユーロにするために全力で復興中というわけで、それはドイツやフランスが自分たちと同じ生活水準にするためにルーマニアに巨額な援助をこれからずっと続けていかなければならないと言うこと。
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それは、ドイツに住む外国人のめぎにとっては、なんとも言えない、複雑な気分を生み出すのだ・・・そうでなくても経済危機でドイツ国内だってこれから色々大変なのに、めぎがなけなしの給料から払っている税金の多くがドイツ国内で使われずルーマニアへ流れるっていうこと。将来、めぎが老後を迎えた頃、ドイツはいったいどうなっているのだろう。外国への援助で財政赤字が雪だるま式に増えていても、今のように外国人にも寛大でいてくれるかしら。
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それから、外国人労働者のめぎがドイツからぬくぬくとルーマニアへ休暇なんぞに出かけているのに対し、ヨーロッパの民族がこんなに汗水たらしてギリギリの生活をしているということ。
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ドイツに住んで、ヨーロッパの仕組みの中に身を置いて、もうすぐ丸7年が経とうとしていて、ずいぶんヨーロッパに詳しくなったつもりでいたけれど、なんにも、ほんとに文字通り何も、全く、全然、これっぽっちも知らなかったんだなあ、と思い知っためぎ。ヨーロッパを遠く離れた日本で育ち、先進国でしか生きたことのないめぎには、経験上想像力が全く欠如しているのだろう。人の想像力というのは経験の範囲内しか及ばないということをつくづく感じる。
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こういう村へやってくる日本人はまだ非常に少ないのだろう。めぎは一歩車を降りると非常に注目の的で、写真を撮るのは非常に難しかった。だから、走っている車からガラス越しに撮ったものが多く、変な光が入っていたりするが、どうぞご容赦を。
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これからどんどん外国資本が入り、後日お伝えするつもりだが工場が危なっかしい設備のまま乱立し続け、EUに入ってから人の移動も簡単になって既に若い労働力が西側へ流れ始めているし、サテライトTVや携帯電話の普及もめざましく、これがどう変わっていくのだろう。ブカレストでは物乞いの少年がいたし、このままこの生活に甘んじ続けるとは到底思えない。いずれにしろ、ルーマニアはEUの水準に達することを国家を揚げて取り組んでいる真っ最中なのだから、この景色は30年後くらいには激変しているのかも知れない。
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ルーマニアの現状に関しては、岡嵜八重子さんが2005年にこちらをお書きになってネット公開している。この中のドブロジャ地方に関する記述は、めぎが今回見たのと全く変わりがない。興味のある方はぜひどうぞ。

明日は集合住宅の建つ町の様子をお伝えする予定。その後、教会、車、工場、電車などが続く。鳥の楽園や黒海のリゾートの様子をお伝えできるのはもう少し先のことになりそう。
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hatsu

めぎさんのブログでルーマニアの現状を知ること。
大切にしたいと思います。
by hatsu (2009-06-01 05:23) 

Krause

ルーマニアの現状を全く知りませんでした。とても貴重な情報をありがとうございます。
by Krause (2009-06-01 05:40) 

mimimomo

おはようございます^^
ヨーロッパに住んでいると、案外ヨーロッパが見えないかも。
日本にいると日本が見えないのと同じで^^ 日本を良く知るためには
外国から見るとよく見えてくるものね~

北朝鮮の人は、自分たちの国が特別だって分からない。現状で満足しているから・・・そこに生まれてそれしか知らない生活をしているから。
ルーマニアの人たちも似たり寄ったりじゃないかしら。
人の交流が増えて、テレビなどで外の世界が広がると
不満が出てくるのですけれどね~ どうなているのか
めぎさんのレポートを楽しみに待っています^^
by mimimomo (2009-06-01 05:50) 

tanpopo

一見、牧歌的に見えるんですけどね…。経済だけでなく、文化や生活のスタイルの問題も絡んでくるので、話も難しくなるのだろうと思いますが、それでも建物の穴くらいはふさいであげたい、子どもを学校に行かせてあげたい…と思いますね。
新潟県中越沖地震の少し後、旅行のため新潟県内の高速道路を通りました。まだ屋根を青いビニールシートで覆っている建物も多く見られ、町の人たちはどんな生活をしているんだろうと気になりました。冷房の効いた車で快適に通り抜けている自分たちが申し訳ないような気持ちでした。めぎさんのお話を読んで、そのときのことを思い出しました。
by tanpopo (2009-06-01 05:50) 

Baldhead1010

そんなに速く自由主義国の仲間入りする必要もないと思います。
by Baldhead1010 (2009-06-01 06:10) 

manamana

サルバドル/遙かなる日々という、オリバー・ストーン監督の映画がありました。エルサルバドルの内線の凄まじさを描いた映画ですが、主人公のアメリカ人ジャーナリストは、自動車を延々運転して現地に入るのです。映画を見ている人は、ちょっと車で行けるところで、激しい戦争が行われていて、庶民が虐げられた生活をしている、それも方やアメリカの支援を受けている。
めぎさんの感じた、ちょっと行ってみたら、そのギャップに驚かれたという気持ちから、そんな映画を思い出しました。
by manamana (2009-06-01 06:34) 

どらっち

もし、家族旅行で、何も知らないままに訪れて、
現状を知ってしまったら・・・。
なんて子どもに説明したらいいんだろう。
どんな風に子ども達は受け止めて消化するんだろう?
と思いました。きっと、大人でも消化しきれないような
事を子どもが出来るとは思えないですが。
日本もそうですよね。財政赤字なのに、中国等を支援し
続けている・・・。自分達の老後や生活はどうなるの
だろうって、不安になります。
by どらっち (2009-06-01 07:25) 

Inatimy

国全体としての基準で見ればクリアしているEUの国々でも、ひとりひとりの生活に目を向けると、どの国でも直面している現実がそこにありますね。 EUという枠組みの外でも、今こうしている間にどこかで争いが起こっていたり、食べるものも無く飢えに苦しんでいる人もいる。 日本も今までODAで巨額の援助をたくさんの国に続けて来てるし、貸し付けたお金が返済不能になった累積債務も山ほど。 それでも経済的・技術的な援助をして自立への道を閉ざすことなく支援していかないといけない・・・そのバランスって難しいですね。
by Inatimy (2009-06-01 07:41) 

匁

驚嘆しました。めぎさんと同じ気分です。沈んでいます。
by (2009-06-01 07:58) 

YAP

複雑な気持ちになりますね。
EU圏でこれだけの格差があるとは。
ただ、同じような経済レベルにしていくことがこの国にとって本当にいいことなのか。
それは環境にとっても、住んでいる人にとっても。
難しい問題だと思いました。
by YAP (2009-06-01 08:21) 

いとお

そうなんですねぇ、こういう現実があるんですね。
全く知らなかったです。
私も現状の暮らしができていることに感謝しないといけないなぁ。
by いとお (2009-06-01 08:42) 

ララアント

前々回のデュッセルドルフの新緑の素敵な街並みを
見た後なので 長閑な光景とは言いがたいように
感じました。
ゆっくり 再訪します。

義母は持ち直し 元気になってきて 6/15 99歳のお誕生日は
無事に迎えられそうです。
施設に通う日と時間が長くなるのと同時に カメラをぶらさげてという
余裕はなくなってしまいました。
訪問だけになりますが楽しませていただきますのでよろしくお願い
します。
by ララアント (2009-06-01 09:15) 

とよっち

ルーマニアと聞くとコマネチを思い出します。
世の中には、我々の知らない現実ばかりだということに
改めて気付かせてくれました。
by とよっち (2009-06-01 12:34) 

やよい

チャウシェスクはいなくなっても、似たような人が存在している為に
貧しさが続いているのでしょうか。
by やよい (2009-06-01 12:37) 

のの

ルーマニア=ドラキュラという発想しか出てきませんが(^^;)
地域によってこんなに差があるんですねぇ・・・。
写真だけ拝見すると、長閑で良いところねぇ~・・なんて
お気楽に捉えてしまいそうですが
社会的背景を考えるとなんともセツナイですね・・・・。
by のの (2009-06-01 13:00) 

たいちさん

めぎさんの、心の叫びが聞こえてきましたね。岡嵜八重子さんの記事も読みましたよ。
by たいちさん (2009-06-01 14:05) 

ひろころ

何とも言えず、苦しい気持ちになりました。
私も、ルーマニアとポーランドは同じ程度の経済状況かな、というイメージでしたよ。
中央アジアの発展途上国を見ているようです。
EUに加盟している以上、周りの国が背負っていく負担も莫大ですよね。
これだけ経済格差がある国を一つの括りにするのはやや難しいような気が少し、しました。。。
by ひろころ (2009-06-01 14:09) 

マリエ

めぎさんのレポート重く受け止めて読ませていただきました。
世の中には知らないことっていっぱいありますよね、そうならざるを得なくてそこに生きている人々・・・・確かに私たちの生活からは想像もできませんが。あのいやな政治の時代を引きずっているのでしょうか、ヨーロッパって不思議です。
by マリエ (2009-06-01 14:39) 

misaboo

ヨーロッパってどの国も豊かで、いろんな意味でレベル高い国ばかりなのかと思っていました。
by misaboo (2009-06-01 15:12) 

nao

『人の想像力というのは経験の範囲内しか及ばない』
というめぎさんの言葉。納得です。
今の自分の生活は恵まれている・・・感謝しないとです。
by nao (2009-06-01 15:35) 

ゆっきぃ

4年経ても大差ない経済状態ということでしょうか。
旅行で、こういった社会情勢に触れる地へ行くことって
なかなか無いと思いますが、、、、
めぎさんの目線にはいつも驚かされます。。。
by ゆっきぃ (2009-06-01 16:17) 

ぽりぽり

貧しい地域であるのが、写真から伝わってきますね。EU加盟の問題は、色々な思いがありそうです。。
by ぽりぽり (2009-06-01 17:08) 

wakatate

同じEU加盟国でありながらこんな、家に住んでいる
人たちがいるなんて、想像できませんでした。
めぎさんの記事を読みながら、「人の想像力というのは
経験の範囲内しか及ばないということをつくづく感じる」
この言葉には、頭が下がる思いです。

by wakatate (2009-06-01 18:12) 

hideyuki2007y

ドブロジャ地方ではありませんが、ブカレストでは野良犬に注意と書いてあったのを思い出しました。何年か前に、日本人旅行者が噛まれてお亡くなりになったのだそうです。
by hideyuki2007y (2009-06-01 18:19) 

夢空

ルーマニアの現状、伝えていただきありがとうございます。
いろいろと考えさせられます。
by 夢空 (2009-06-01 18:32) 

ナツパパ

全く知りませんでした。
こういう現実があるのですね。
日本から見て北朝鮮も隣の隣の国ですが、あの国と日本との落差を
考えたらいいのかな。
でも、北朝鮮は体制が違いますものね。
同じ体制、同じコミュニティーでのこの落差は、やはり深刻ですね。
by ナツパパ (2009-06-01 20:36) 

あかえび

考えるきっかけを作っていただき有難うございます。

ルーマニアシリーズを見て、自分なりに考えたいと思います。
by あかえび (2009-06-01 21:30) 

Bonheur

やはり旧共産圏の国、という雰囲気がしますね。
それぞれお国の事情も悩む点も違いますし、日々一生懸命生きてらっしゃるめぎさん、「ぬくぬくと休暇」なんて卑下されないで良いのではないかと思います。
なかなかこちらの国へは行く機会がないので、こうして現状を教えていただいて、めぎさんに対してありがたい気持ちです。
by Bonheur (2009-06-01 21:57) 

もんとれ

ほんとうに、ほんとうに、文章の文字のどの隅々まで、めぎちゃんの肉眼と体感、感性が伝わる。すごいなぁ。貴女は本当にすごいひとです。そしてこんなにも真摯に伝えてくだすって、ほんとうにありがとう。ちょっと襟を正したい気持ちになりました。
by もんとれ (2009-06-01 23:52) 

luces

一見のんびりした風景に見えますが経済的には厳しい状況なんですね。
革命からもう随分経っているんだなとあらためて思いました。
人々の心は開放されて明るくなっている事を願います。
by luces (2009-06-02 01:38) 

めぎ

>みなさま
ルーマニアドブロジャ地方の村の話にコメントとniceをありがとうございました。
めぎの思いを読んでくださり、本当にありがとうございます。あまりにも衝撃を受けたため、なかなか整理がつきませんでしたが、書いて行くうちに少しずつ気持ちが落ち着いてきました。
今回の旅行のおかげで、ルーマニアを知ることができたと同時に、ドイツを改めてよりよく知るきっかけともなりました。ドイツはEU一の経済大国です。その事実を、日々の行き届かないサービスなどに不満を感じて忘れがちでしたが、自分の生活や置かれた立場はなんて幸せなんだろうと身に滲みました。
また、EUという枠組み、その理念、その実態を感じることもできました。このような格差のある国をEUの枠組みの中に取り込むのは無理がありすぎるんじゃないかと私も感じますが、これはヨーロッパの懐の深さなのかも知れません。理念のためにはどんな苦労も厭わないのかも知れません。EUの第一目標は、二度とヨーロッパ内で戦争を起こさないことです。ルーマニアはロシアにもアジアにも近く、非常に重要な位置にあります。EUのパワーを上げるためになら、自分たちの枠内に取り込む代わりに援助は辞さないということなのでしょう。
敗戦国でありながらEU一の経済大国であるドイツは、背負わなければならない義務もEU一です。ただ復興にお金を出すだけでなく、EUに受け入れた結果として出入りが自由になり、ルーマニア人に誰でもビザ無しでドイツで働ける権利を与えるという形になります。
そういうドイツの置かれた状況を考えると、そこからさらに日本という国がよく見えてきます。日本人としてもずいぶん色々考えさせられました。なぜ極東でこのところ物騒なことが続くのか、どうしてアジアにEUのようなものができなかったのか。日本への出入りも働く権利もアジアの国々にオープンにするなんて、今の状況では考えられませんね。日本とドイツの違いは、アジアとヨーロッパの違いは、いったいどこにあるのでしょうかね。
by めぎ (2009-06-02 05:08) 

Tytto

確かにトランシルヴァには美しい景色が多いと感じます。
自然の姿が美しかったとも言えると思います。
一般的に紹介されるトランシルヴァニア地方は
観光地化されている所なので、単純に美しいと思います。
でも、
そうでない街も多いと言う事を知る事はやはり難しのかもしれませんね。
めぎさんのように実際にその空気を感じて初めて実感するんですよね。
『タイムトリップ』なんて言葉が似合うような、そんな旅?!
ドブロジャ地方には行った事はありませんが、
私が旅で目にした光景に非常に近い光景に感じます。
アジア人(私)が注目の的になったのは言うまでもありません、
誰もが振り返るし、一晩で村の有名人(?!)になれました。(笑)
ただ、地元のヒトと一緒に居たので非常に歩きやすかったし、
写真も撮りやすかったのかもしれません。
by Tytto (2009-06-02 05:52) 

yukitan

ルーマニアには行った事はありますが観光で行ったので大都市や寺院の綺麗なところしか見ませんでした。
ルーマニアのこういう一面は知りませんでした。
by yukitan (2009-06-03 00:39) 

めぎ

>みなさま
旅行の仕方や目的によって、同じ国でもずいぶん印象が変わりそうですね。
by めぎ (2009-06-03 05:24) 

くりっぴ

写真を見ただけでは、なかなか細かいところまではわからないのですが、めぎさんが実際にご覧になり感じたことが真実だったのだと思います。
世の中には行ってみないとわからないことがたくさんありますよね。
やはりいろいろな知識や世界から見た常識などがないとなかなか発展しないものです。

これから本当にどうなっていくのでしょうね?
by くりっぴ (2009-06-07 11:23) 

めぎ

>くりさん
行ってみないと分からないこともいっぱいあるし、行ってみても自分の心が開いてなかったり認識がそこまで無かったりすると何も目に入ってこない場合もありますよね。できるだけオープンな心と目を持っていたいものだし、自分の立場も常にわきまえていたいものだと感じました。難しいことですけどね。
by めぎ (2009-06-08 07:02)