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ドイツのもてなし [ハンブルク]

12月6日の聖ニコラウスの日、一泊二日でハンブルクの父親の家へ。朝8時半過ぎに家を出て、ちらっとエルベ・テラスによって、父親の家に着いたのは2時過ぎ。シュトレンをはじめとしたクリスマスのお菓子とコーヒー・紅茶がめぎたちを待っていた。お皿の上には聖ニコラウスからのチョコレートも。
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お茶しながらずっとおしゃべり。
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5時頃からシェリー酒で乾杯だの今晩飲むワインのテイスティングだの、すっかりいい気分。

6時半過ぎから、いよいよディナー。
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カゴの中に入っているのはパン。

めぎは、甘いものが苦手であまりお菓子を食べなかったので、ものすごくおなかが空いていた・・・そのため、ようやく現れた食事に夢中で、最初のグリーンピースのポタージュスープを撮り忘れ。グリーンの色がとっても綺麗だったのに・・・

このお人形さん、燃えちゃいそう・・・
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これはモミの木の枝に父親の奥さんが自分で飾りをつけたもの。毎年自分で作っているという。

メインはこちら。
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スモークサーモンとライベクーヘン。ライベクーヘンというのはすり下ろしたジャガイモをぺったんこにして揚げたもので、先日のクリスマス市ではそれだけをリンゴのムースと共に食べたが、今日のはその上にサーモンがのっている。これはよく前菜として出されるが、今日はメインとして。

ゆっくりとおしゃべりしながら食べたので、食べ終わったらもう8時半頃。おなかも満たされたので部屋の雰囲気に目が行くようになり・・・
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この蝋燭のシャンデリアは、このお部屋のメインの灯り。
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よく見ると、可愛い飾りが。
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このお部屋は間接照明ばかり。食事中はテーブルの上の電気をつけたけど、終わるとすぐに消して、蝋燭の光くらいしか使わずに過ごす。おしゃべりしかしないのだから、特に明るい光は必要ないのだ。
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胡桃もご自由にどうぞ。
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そして、9時過ぎにデザート。
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11時過ぎには父親は休み、めぎもお暇し、うちのドイツ人は父親の奥さんと1時半までおしゃべりしたとか。
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めぎが寝る前に写したこの蝋燭、お人形さんに燃え移ることもなく、朝にはすっかり無くなっていた。
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♪ 12月11日のアドヴェンツカレンダー ♪

本日のお茶は、ハーモニー茶。
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何のハーモニーかというと・・・トゥルシーというインドのバジルと、アフリカのハニーブッシュ、それにレモングラス(スリランカやタイなど原産)、レモンバーベナ(これって南アメリカ原産なんですね)、生姜(こちらはアジア原産)、シナモン(熱帯地方)。世界的な和を目指してますわ。でも、ヨーロッパ原産のが入ってませんねえ。

本の方は、この時期ジングルベルの歌がどこにいっても鳴り響いていて静かな時間がなかなかもてないから、テレビやラジオの繰り返し音楽から意識して離れましょう、と。

私の印象では、ドイツってお店の中や通りで音楽が流れていることがないし、極めて静かだと思うんだけどなあ。
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コメント 29

さとふみ

胡桃とサーモン、山海の"美味"ですね。
ドイツでもシェリーが飲まれるというのは、私は寡聞にして知りませんでした。
by さとふみ (2008-12-12 07:50) 

tanpopo

前回このお宅を拝見したときも感じましたが、テーブルセッティングやお部屋のしつらえが素敵ですね。胡桃の籠には二種類入っているようですが、小さい方は、何か別のナッツでしょうか?おいしいお食事とともに、ゆっくりとおしゃべりするのも、ごちそうの一部なんですね。
by tanpopo (2008-12-12 07:57) 

YAP

クリスマスのムードが盛り上がってますね。
ヨーロッパでは、こういう伝統を大切にしているというのがよくわかります。
by YAP (2008-12-12 08:12) 

Krause

美味しそうなスモークサーモンですね。今度作ってみよう!
by Krause (2008-12-12 08:22) 

匁

スッごく豪勢ですね。
by (2008-12-12 08:27) 

夢空

うーん素敵だなー、うっとり~ヽ(´ー`)ノ
by 夢空 (2008-12-12 08:42) 

ナツパパ

ドイツの方々が家族で過ごされるクリスマスとはこういうものだったのですね。
ファミリアーで素晴らしいと思います。
華やかであっても派手ではないおもてなし、参考になりました。
by ナツパパ (2008-12-12 09:00) 

母ちゃん

やはりメインは「赤」なのですね~。でも全体が大人っぽくって素敵なおもてなしです!
by 母ちゃん (2008-12-12 09:19) 

ひろころ

つくづく素敵なおもてなしですね~♪
飾り付けがとてもかわいらしい♡ エンジェルの吊りモノいいなぁ。
サーモンのメインディッシュ美味しそうですね☆
灯りはあまり明るすぎない方が気分的に落ち着いていいですよね(._.)φ
by ひろころ (2008-12-12 09:31) 

matsui

 蝋燭による間接照明がまたヨーロッパらしさを醸し出していますね。
by matsui (2008-12-12 09:36) 

塩

蝋燭の写真に私も癒されます。なかなか難しいのに雰囲気もよく上手に撮られていますね。パイプはお父さんでしょうか。昔の恩師の一人がパイプをいつも手にしていたのを思い出しましす。
by (2008-12-12 09:38) 

MANICAT

以前イギリス人の友人に聞いたのですが、ドイツ人は夜目がヨーロッパ1番良いそうで、暗い照明に強い、だから夜のアウトバーンであんなスピードが出せるとか。でもダウンライトは情緒があっていいですよね。
by MANICAT (2008-12-12 09:55) 

あかえび

クリスマスを楽しんでますね~(^^♪

ドイツがクリスマスの音楽でにぎやかなら、日本の商業施設、ラジオ、テレビなどはクリスマスの騒音で大変です(笑)
by あかえび (2008-12-12 11:02) 

ぽりぽり

蝋燭の炎だけで家族でおしゃべりって特別な感じがしますね。家族団欒って感じですね。チョコレートケーキに目が釘付けになりましたよぉ。
by ぽりぽり (2008-12-12 13:41) 

やよい

お茶もお食事もテーブルセッティングが素晴らしいですね。
蝋燭のシャンデリア、大人の雰囲気でステキです。
夜になってもカーテンを閉めないのは、習慣なのでしょうか?
こちらでは雨戸まで閉めて、外からは真っ暗ですけど・・・・・・
by やよい (2008-12-12 13:53) 

たいちさん

蝋燭の灯りの中で、身内だけが語り明かすのは、いいですね。
日本では、すぐにテレビをつけて、会話が少ない家庭が多いとか。
by たいちさん (2008-12-12 15:25) 

チバップリン&マリエ

クリスマスの飾りつけがいいですね、おしゃれ~な灯もステキ、家族でおしゃべりしながらの食事は大切です、そして楽しい(^^♪お料理もまた食べてみたくなります。
by チバップリン&マリエ (2008-12-12 16:15) 

まるまる

パイプが似合いますね^^
まるで高級レストラン。。。これだけのお店探すのだって大変なのに、お家なんですよね。。。ありえない。。。
by まるまる (2008-12-12 16:24) 

wakatate

蝋燭のシャンデリア、素敵ですね初めて見せて
もらいました、スモークサーモンとライベクーヘン
凄く美味しそうですね。
by wakatate (2008-12-12 17:06) 

miffy

お茶の時間のお菓子とチョコレート美味しそうですね~
甘いものを食べないなんてもったいないなぁ(o´д`o)=3
蝋燭の明かりだけで過ごす夜って素敵ですね。

by miffy (2008-12-12 18:23) 

ララアント

本当のおもてなしって感じがします。
お茶 お食事 デザート そして お部屋全体の雰囲気
何から何まで素晴らしくて うっとりです。
お幾つになられても 伝統的な行事を大切になさるのですね!
驚きの連続です。
蝋燭の灯りだけで 過ごす夜 いい感じですね。
by ララアント (2008-12-12 20:39) 

のの

めちゃくちゃ可愛いお家なんですけどぉ~(@▽@*)
by のの (2008-12-12 20:42) 

のび太

ほどよい暗さでいい雰囲気です。
・・・まだ年賀状を書いていません・・。
by のび太 (2008-12-12 21:34) 

noie

キャンドルの光だけで過ごす時間も素敵ですね。(*^^*)
by noie (2008-12-12 23:32) 

めぎ

>みなさま
ドイツの父親のもてなしの話にコメントとniceをありがとうございました。
父親もその奥さんも今は悠々自適の年金生活ですが、本を読んだり音楽を聴いたりなど、日々趣味を楽しんでいるようです。父親は80近く、完璧に健康とはもはや言えない状態ですが、パイプで煙草を楽しみ、ワインやブランデーなどを晩酌している毎日でこれだけ元気なのは大変有り難いことです。
日本でも、歳をとってもお正月は大事にするでしょう。歳をとればとるほど大事かも知れません。ドイツでも、いくつになっても、クリスマスは一年で最も大切な行事です。
蝋燭がとても素敵に飾られていて、あたたかく、豪華にも見えますね。実際とても綺麗にしていますが、特別に高価なものはなく、誰にでもできるレベルの飾り付けです。ドイツでは外食をすることがあまりなく、うちで夜長を楽しむ人たちなので、家の中を徹底的に居心地よく綺麗にします。下手なレストランよりずっと素敵なのはそのためです。
もてなしが意外に簡単であることがお分かりいただけるでしょうか。もてなしの最も大事な部分は、全員が快適におしゃべりができることにあります。そのため、誰かが料理にかかりきりになることもないし、ひどく酔っぱらうこともありません。
ドイツの人たちは、カーテンはあまり使わないようです。使ってもレースのカーテンだけだったりすることが多いですね。中が見えることが気にならないようです。窓辺に色々飾りを置いて、外に見せていることも多いです。
ドイツの人たちは目が非常にいいですね。暗いところでの見え方がどうも違うようです。夜行性の目をしていると思うくらいです。だから街灯の暗い、または街灯の全くないアウトバーンを120キロ以上出して走れるのでしょう。めぎは自転車も無理です。暗くて、石が落ちていても木の枝が落ちていても分からないのです。ほんと、ドイツの夜道は暗いんですよ。
by めぎ (2008-12-13 05:20) 

きょうパパ

ドイツ人の車の運転が上手なのは、目が良いせいというのはうなずけますね。動体視力ってのも、かなりあるような気がします。
 お父様との語らい、良い時間だったことが暖かく伝わってきました。
by きょうパパ (2008-12-13 22:34) 

めぎ

>きょうパパ様
ああ、たしかに、動体視力もドイツ人は良さそうですねえ。ベッカーもグラフもドイツ人でしたしね。ってちょっと古いかしら。
by めぎ (2008-12-15 05:53) 

mompeli

そっか ドイツ人さんのとこはお父さんにも家族があって 
お母さんにも家族があるんですね。でもみんな仲がいいっていいですね。
by mompeli (2008-12-21 12:08) 

めぎ

>ぺりさん
そうなんです、こう別れているといっぺんで事が済まないのが難点ですけど、めぎにとってはいろんな地方を見られるのが面白いですねえ。とは言え、親と息子、それぞれ仲がよくなるまでにはずいぶん色々あったようですけど・・・みんな歳をとってきて、和を大切にするようになったのかしら。半分だけの兄弟っていうのもいっぱいいて、めぎには何が何だか。
by めぎ (2008-12-21 20:14)