ドレスデン・おすすめ [旅行]
今日はドレスデンのめぎ・おすすめのご紹介。
まず、ゼンパーオペラ。ザクセン州立歌劇場である。
私はここで2004年2月に開かれたアルバン・ベルクのWozzeck(ヴォーチェックと聞こえるが日本ではヴォツェックと一般的に書かれているようである)の新演出の初演を見にドレスデンに行ったのであった。
Wozzeckは、ゲオルク・ビューヒナーのWoyzeck(ヴォイツェック)という戯曲断片をオペラ化したものである。音楽としては、オペラに初めて無調を取り入れたものだとか。
行った感想としては、まあわざわざドレスデンまで交通費をかけて行くほどではなかったかな、というのが正直なところだが、当時の私はドイツにこんなに長居をするつもりがなかったし、少しでも話題のものを見ておこうというがめつさが先立っていたのである。
中は宮殿みたい。
ガイドツアーで中が見られるので、オペラに関心のない方もぜひどうぞ。
次に、私がどうしてもドレスデンに行きたかった理由はここ。
これは、アルベルティーヌムという美術館で、ここにあるC.D.フリードリヒの「山上の十字架」を自分の目で見てみたかったのだ。大学でよく話題になったフリードリヒ。ベルリンやハンブルクにも主な絵があるけれど、この「山上の十字架」は外せない。
フリードリヒについては既に二つ記事を書いたので、興味のある方はぜひ以下をどうぞ。
フリードリヒの絵とドイツの空
http://blog.so-net.ne.jp/megimigi/2006-08-08
C.D.フリードリヒ展覧会
http://blog.so-net.ne.jp/megimigi/2006-08-06-1
その他、宮殿やカトリックの教会などいろいろあるが、やっぱりなんと言っても戦災を免れた奇跡的なこれをどうぞ。
これは長さ101メートルの壁画。君主諸侯の行列の様子である。2万5千枚のタイルでできている。描かれているのは1123年から1904年までのザクセン君主の騎馬像や芸術家たち93名。行列最後にこの壁画の製作者も描かれているとか。
それから、やっぱり忘れてならないのは、瓦礫。頑張って復興しているとは言え、ちょっとよく見るといまだに瓦礫だらけ。アメリカ・イギリスの空襲のひどさを思うと共に、東ドイツの貧しさも。
最後に、エルベ川。ラインとはまた雰囲気の違った感じ。なにしろここは、ザクセンなのである。
ウワー、すばらしい!
by ネコタマメイ (2006-10-31 10:31)
東ドイツはやっぱり経済が寒いのですね!!!
景色はやっぱりきれいです。
by y-y-ventuers2 (2006-10-31 11:57)
歴史を感じますね。ドイツに行ってみたいです。ロマンティック街道なんか。。この夏本当に行く予定でツアーの申し込みまでしたのに。。仕事の都合でキャンセル。残念でした。来年は方位が悪い(自分だけ)ので行けません。楽しみは後にとっておきたいと思っています。。
by ぽりぽり (2006-10-31 14:19)
>ぽりぽりさま
旅行、残念でしたね・・・それじゃまたの機会には、代わりにライン河下りと北ドイツのハンブルク・リューベックあたりをどうぞ。ハンザ都市めぐりもいいですよ~歴史があって。
by めぎ (2006-10-31 19:13)
>夏のひまわり様
寒すぎですよ~とりあえず表面のみきれいに整えてますが。
by めぎ (2006-10-31 19:15)
>ネコタマメイ様
こういうところにこそ古楽器が似合いそうですね!
by めぎ (2006-10-31 19:16)
ドイツでも第二次大戦では戦災があったんですね、
101メートルの壁画はタイルで出来ているんですね、
街全体が綺麗ですね、昔ミュンヘンからノィシュバンシュタイン城を経由してハイデルベルクまでバスで移動しましたが、道路沿いの家に飾られた花や
壁画は今も忘れることはありません、もう一度観光したいですね。
by wakatate (2006-10-31 21:16)
>wakatateさま
ドイツはイギリス・アメリカ軍にほとんど廃墟にされました。教会の大きな鐘が空襲で焼け落ち、下の地面にめり込んでいるものをそのまま残して戦争反対を訴えているところもあります。主だった都市は全部元通りに建て直したものですよ。まあ、ノイシュヴァンシュタインやハイデルベルクは軍事的・経済的に主だったところではないので、昔のまま残ってますが。それでも、何でこんな村まで?と思うようなところが全滅し、その写真が残ってますよ。
by めぎ (2006-10-31 21:59)
ドイツはいったことがないのですが、行きたいところがたくさんあります。そのひとつがドレスデンです。参考にします。ほかには、バイロイト、ザルツブルグなど。ミュンヘンでは大ホールでビールを飲みたい、とか、夢は膨らむばかり。リタイアを首を長くして待っているのです。それまでにしっかりと、めぎさまから、いろいろ、教わりたいと思っています。
縞々太陽光線、本当に、光線を数えることができそうですね。素晴らしい写真でした。
by ada (2006-10-31 22:59)
ヨーロッパは、大理石の文化ですばらしいのは、分かるのですが、
何しろ、山川出版社の世界史程度の予備知識では、
だるまさん状態です。
手も足も出ません。
ハノーバーには、昔の友人がいたのですが、どういうところでしょうか?
もちろん、Maedchenでした。金髪の麗人でした。
ずんぐりむっくりではありませんでした。
by みほ (2006-11-01 02:48)
>みほさま
ハノーファーは、つまんない所でした・・・特に何もない。
庭園で、花と蛙の写真をいっぱい撮りました。それ以外は・・・なにしろやっぱり爆撃の所為で全部新しくて。
by めぎ (2006-11-01 06:20)
>adaさま
バイロイトとザルツブルクは私もまだです。そのうちに音楽祭に行こうと思っているのですが・・・ミュンヘンは行ったことありますが、オクトーバーフェストにはまだ。でも、ドイツ国内あちこち行きましたから、これから少しずつご紹介しますね。
by めぎ (2006-11-01 06:47)