感謝祭の飾り
広場の市場での小さな収穫感謝祭に飾られていたメインの飾りはこれ。
下の方にあるのは穀物の刈り取った穂である。
これがたぶん小麦(Weizen,ヴァイツェン)。
でもこれも小麦っぽくて私には判断がつかない。
これは見るからに上の二つと異なる。穂が長いので、ライ麦(Roggen,ロゲン)かまたは大麦(Gerste,ゲルステ)だろうと思う。私はライ麦だと思うのだけど、確信はない。
ちなみにビールの材料になるのはGerste(大麦)を発芽させた麦芽、ドイツ語でMalz(マルツ)、すなわちモルトである。
穀物とはドイツ語でGetreide(ゲトライデ)。日本だと穀物と言えばお米と麦ととうもろこしと・・・そばや稗、粟なども穀物だが、その穂を見て区別がつく人はどのくらいいるのだろう。
私は典型的な都会っ子なので(出身・育ちは100万都市札幌)、稲と麦の穂の違いも定かではなかった。
ちょっと長いが、主だった穀物のドイツ語とその写真が見られるサイトはここ↓
話は戻り、この収穫祭の飾り、近づいてよく見ると、野菜や果物などがぶら下がっていて面白い。
飾りの決まった形があるのかどうか調べてみたが、特に決まりは無いようだ。教会に飾れば十字架付だし、地面に丸く平たく飾ったり、穀物の穂で大きな像を作ったり、色々である。
市場のお店の一つ、チーズ屋さんと人々の様子。小さな広場なので、そんなに混んでなくて近所の人たちしか来ないところが私は気に入っている。ゆっくり買いものできるし、お店の人と顔なじみになって楽しいからである。
小麦とビール麦のようですね。
ドイツではなんと言うのでしょうか?
by koukun (2006-10-02 09:58)
ヴァイゼン、モルトとかみると、ドイツビールが飲みたくなりますね。
ハンブルグで飲んだ、ピルスナーで名前が川の名前がだったビールが個性的で、ちょっとびっくりした記憶があります。
by ネコタマメイ (2006-10-03 18:30)
コメントありがとうございます。
小麦はヴァイツェン。ビール麦は大麦のことだとしたらゲルステです。
ドイツではビールの原材料はゲルステ(大麦)を発芽させたモルトと水とホップのみ、その他のものを入れてはいけない、と法律で決まっています。
だから、ハンブルクでお飲みになったというピルスナーのような淡色ビールも、デュッセルドルフの地ビールであるアルトビールのような黒ビールも、みんな同じ原料で作られており、それぞれの地域の個性を競っています。
by めぎ (2006-10-04 20:31)